たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

もうすぐクリスマス。

2011年11月27日 | シードワークショップ

11月 25日 金曜日~27日 日曜日

11月もまもなく終わり。

そんな週の真ん中。

家の目の前にモミの枝の束がドサッと届いていました。

この11月最後の日曜日はアドベントの1週目に突入するのよね。

「アドベントってなにもの??」キリスト教文化に触れた事のないことにはなじみのない言葉ですよね。

あ。そもそもクリスマスがイエス・キリストの誕生日(降誕)だってことはご存知かしら??f(^_^;)

 

アドベントとは、そのクリスマス前の4週間のこと。

イエス・キリストの降誕を静かに待つ期間なのです。

アドベント期間に入ると、各家では4本のキャンドルが用意され、日曜日がくるごとに1本ずつ光が灯されていくのです。

他にも、クリスマス用のクッキーやずっしり重たいケーキを焼いたり。

クリスマスに向けて、様々な準備が始まるのです。

お家の前にドッサリ届いたモミの枝もお家の装飾用のもの。

クリスマス♪ この村のクリスマスがどのようなものなのかワクワク感が高まります♪♪

 

シードワークショップの仕事もすっかり「冬のお仕事」

この冬出荷予定になるタネたちの発芽率テストのセッティング。

12月1週目には各顧客に配送予定のカタログ&オーダー表の準備。

クリスマス後には大量にタネの注文がくるので、それに向けてタネのパッキング作業。
来年の作物を考えるファーマー、ガーデナーのお客さまたち。
そのファーマー、ガーデナーたちの手元にこのタネたちが届くんだなぁ♪って、思うとなんだか嬉しい♪
このタネたちは、どこの土で、どんな人の手で、どんなふうに芽を出し育ち、収穫され、
どこのどんな人にどんなふうに食されるんだろう。
この野菜やハーブや花たちは、その人たちの手元に届いた時、笑顔も一緒に届くかな☆
口に入ったとき笑顔がこぼれるかな♪
そんなことを考え(妄想し)ながら、作業をしている日々です。
牛たちもすっかり冬の生活をしています。
夏場は外で大きなフィールドのんびりお散歩しながら青々と茂る牧草をハムハムしていた彼女たちですが、もう彼女たちのお腹を満たす程の牧草も生えてこないので、今は小屋の中で生活しているのです。
朝のミルキング後にモシャモシャ夢中に干し草を食む彼女たち。
干し草の香りって、やっぱりいい香り♪♪♪
この日曜日はひさびさ、サンデーランチ当番。
アジアンな味が恋しい、最近なのでちょっといつものヨーロピアンなサンデーランチをちょっとだけアジアンにしてみました♪
ローストビーフの味付けを焼き肉風に醤油、砂糖、ニンニク、生姜、胡麻で。
そして、付け合わせのキャベツもハーブではなく生姜で風味づけ。
今回の最もな冒険はデザート!!
「ヨーロッパ人はあまりあんこや羊羹が好きではない。」
この根拠の無かった先入観を確認したくて、、、、。
でも、せっかく作って食べてもらえなくても困る、、、、。
そこで、試してみたのがコレ!!
抹茶のパウンドケーキの真ん中に、こしあん、寒天、ちょこっとミルクで作った羊羹をはさんでみた♪♪
みんな、「なにこれ??なんで緑なの??この真ん中のなに???」って目がまん丸(笑)
おそるおそる口にするみんな。
で、「おいしい!!」って♪♪♪
真ん中のちょっとミルクを加えた羊羹のところなんて、「チョコみたい!」とか言う人まで、、、f(^_^;)
その感想はいかがなものかしら、、、と思ったのはナイショの話ですが、とりあえず、
"外人はあんこ&羊羹は嫌い!"という概念は払拭されたのであります。
日曜日の夜は、アドベント1週目ということで村の真ん中のホールで集まりがありました。
みんなで歌を歌い、ちょっとEURYTHMYをしてアドベントの話に耳を傾ける。
そのみんなの輪の真ん中に飾られていたのがこれ。

星形にモミの枝が並べられ、そこにキャンドルが添えられて、、、、

薄暗い中、キャンドルの灯火がゆれ、歌を歌う、、、。

 

素敵なアドベント1週目の夜でした。

 

お家のテーブルにも♡

 

アドベントキャンドルが飾られています☆☆☆
もうすぐ、クリスマス☆