たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

Longest Day of A year. 

2011年06月21日 | Contents of 3kb

21日火曜日

 

午前も午後もPeasの除草。

 

インゲンの除草をしているとき、19歳のドイツ人の子に

「幸運ってなに?幸せってなに?」と問われた。

7星テントウを見つけた彼女が「これって幸運?」って問うたのが始まり。

 

「ん~。なにかに“Thank you”って思えるとき、それって幸せなんだと私は思う」

「どういうこと?」と問う彼女。

「ん~。どんな状況にあっても、その人やその出来事に感謝することができるとき、それが自分に良い事だって思えてるってことになるし、そうなれたら幸せなんじゃないかなぁ?」

3kb の脳みそは、英語を考えるので精一杯。

気づいたらいとえはそう答えていた。

 

「あ~。幸運って、とらえかたによるよね。お金持ちの人たちは幸運なのに、幸運だって気づかない人もいるしね」と彼女。

 

そこからまた話はずれて、彼女のこの村での悩みの話になった。

 

一通り話が終わったときに

「私の事Crazyだと思う?」って問う彼女。

「ん~。思わないよ。いや、正しくは、私が思うは“みんな”“Crazy”なんじゃないかな?」って私。横で聞いていたボスが笑う。

 

 

 

 

人生ってなんだろう。

生きてるってなんだろう。

幸せってなんだろう。

愛ってなんだろう。

命ってなんだろう。

 

そんなことばかり考えてしまう時期って誰にでもある。10代は特に。

 

いとえの場合、実は今でも考えてしまう。たまにね。

 

いつからだろう。覚えている限りでも幼稚園の年長さんの時には、「楽しい」ってなんだろう?って思ってた。

 

小学生の頃の思い出はほとんどなく、覚えているのは上記内容のことを頭の中でグルグル考えていたことぐらい。

 

“Nobody Loves Me” って。ず~っと考えていた気がするの。そんなわけないのにね。

 

 

 

考えるのって苦しいけど、大切だなって思う。

 

一つの事を心の支えに出来たとき、いとえは少し強くなった。

 

そして、そのことに感謝することができたとき、実はもっともっと気づかないところでたくさん恵まれていたことに気づく事ができたの。もちろん時間をかけて。

 

 

考えるのって本当に苦しいことだけど、考えないとわからないことがたくさんある。

 

 

傷ついている自分のことを考えたとき、どうしたら人が傷つくのかが見えてくる。

 

孤独を感じて寂しいとき、どうしたら人が孤独を感じるのかが見えてくる。

 

怒りを感じている自分に気づいたとき、どうしたら人を怒らせてしまうのかが見えてくる。

 

 

 

 

 

命を授かって、生きてる。    みんな一緒。

 

だのに、人間みんな考え方がそれぞれで、全然違う。

 

だから、 全てがうまくいくなんて、難しすぎるし、

全ての人間と100%うまくやっていくなんて、難しすぎる。

 

なかには、どう頑張ったって、うまくいかないことだってある。

それが、身近な人なことだってある。

大切で、身近で、重要だからこそ、理想が大きくなっちゃって、欲が大きくなっちゃって、うまくいかない。

 

どうあがいても。。。。。

 

そんなことだってある。

 

 

だけど、大丈夫。みんな、一人じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

いとえは、とにかく、今、感謝している。

 

そして、わたしは、とっても幸せだと思っている。

 

“恵まれない”と悩んだ日々も、

“Nobody Loves Me”と泣いた夜も、

傷ついたあの言葉も、

孤独を感じたあのときも、

記憶をとばしたあの夜も、

泣きじゃくって傷つけあったあのときも、

全部全部全部があって、そのときその選択をして、だから“今”“私”がいる。

 

あのとき、もしも違う選択をしていたら、今、私はココにいない。

あのとき、もしも違う選択をしていたら、今、あなたはコレを読んでいない。

あのとき、もしも違う選択をしていたら、私は、今まで出会えてきた人たちに出会えていない。

あなたに出会えていない。

そんなの、悲しすぎるし、私は今私のそばに居てくれる人たち(遠いけどf(^^;))に出会えて、一緒に笑えて、一緒に飲めて、一緒に働けて、一緒に苦労できて、一緒に泣けて、本当に幸せだと、本当に恵まれていると心のそこから感謝しているのです。

 

 

 

 

 

 

8月末に彼女がこの村を離れるまで、隣で「大丈夫だよ。私は大好きだよ」って伝え続けることができたら良いなっておもう。

 

誰かに受け入れてもらえて、誰かの「好きだよ」を感じる事ができたとき、人って強くなれる気がする。

 

 

 

 

今度は愛することが出来たとき、そしてそれを守りたいと思えたとき、人って更に強くなれるのかな。

 

ちょっと、いとえには、それはまだ先のお話かもしれない。

 

 

You are my Sunshine 

My only Sunshine

You make me Happy when sky are gray

You'll never know Dear

how much I love you

Please don't take my Sunshine away

 

彼女がくれた四葉のクローバー。

 

 

 

1年で一番日の長い日。

23時になってもうっすら空が明るい。

Sunshine ! say “Good morning” to Japan and give some greeting to them !!!

 

 

 

明日は朝5時に出発して「オーガニック研究センター」たるところに行くのに、、、

3kbがフル稼働してしまって眠れない。