たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

トマトってかわいい名前だね♪上から読んでもトマト♪下から読んでもトマト♪

2011年06月13日 | 農場の作業

菜園の作業で一番好きなのがトマトの「わき芽かき」

本当に、大好きなの。なんだろう。

トマトって近くでよく見ると透明な毛みたいのが生えていて

太陽のひかりが乱反射して、銀色に輝いて見えるの。

「あぁ、、、なんてキレイなんだろう、、、」なぁんて、銀色の光にみとれていると、

私の腕や指とトマトとが触れ合うたびに、トマトの植物体特有の香りがフワッと広がるの。

グングンわき芽をのばすトマトの生命力。

わき芽を見逃さないように、じっくりトマトを見ていると、

「あぁ、またお花が咲いたなぁ。草丈伸びたなぁ。」って。

ゆっくり、トマトと向き合える、幸せな時間。

 

こんなに語っておきながら、作業に夢中で肝心のわき芽の写真を撮り忘れている脳みそ3kbのいとえです。

このグラスハウス(グリーンハウス/温室)では2種類のトマトを育てています。

↑↓このお花は、“Black cherry”という紫にちかいようなダークレッドのミニトマトのお花。

トマトはこのように枝にお花が咲いて、根元に近い方の花から実になっていきます。

根元の3つが小さな小さな実になってきているのがわかるでしょうか?

小指の爪より、もっともっと小さな実ですが、これがしっかりトマトになります。

愛おしくて愛おしくてたまらんでしょ?

もう、育てている人だけが感じることのできるこの瞬間。

受粉して、実がなる。この生命の不思議です!!

わけわかんないですもん。なんで、受粉したら実が出来るのさ。よくわからん。

でも、だから楽しい♪♪

↓これは“Red Brandy Wine”という大玉品種。

まるで、じゃがいものような葉っぱのトマトなんです!

って、、、、また葉っぱの写真がないじゃないの。

まぁ、ご愛嬌ということで。。。

トマトとジャガイモは、同じナス科です☆

(そういえば、「ポマト」って、どこいってしまったんでしょう。。。。)

トマトのわき芽かきの後は、リークの支柱立て。

あれ?日本語では「リーキ」でしたっけ??

Leeks 品種は “Hannibal” 

 

タネの収穫をするので、ネギ坊主大歓迎です!!

頭でっかちで、倒れてしまうので、支柱立て必須!!

「簡単に輪っかで誘引しといて」とボスに言われるも、

ついつい藤田式*「支柱に厳しく、茎に優しく」になってしまう、この恩師愛♪

 

このグリーンハウスの入り口にこっそりあるのが、ここのボスの小さな小さなプロジェクト。

「 My tiny wine production」って、にんまり笑ってました☆

 

午後の作業はインゲンたちの誘引でした。

誘引とは言っても、とんでもなく広く長いスペースに植わっているインゲンたち。

ものには限度ってものがございまして、一株一株をワイヤーネットに誘引していくなんざぁ、

「無理」ってもんでございます。

なので、ここでのインゲンたちへの誘引はこうです。

 

倒れてきて、ワイヤーにツルが届いていない子たちを紐でワイヤーに引き寄せる。

それぞれの株の先のツルがワイヤーに接するようにしっかりと寄せるのがポイント。

地面に這いつくばっていた子たちがシャンッと背を伸ばしました☆

中腰で紐をひっぱって、しゃがんで、結んで、中腰、しゃがんで、結んで、、、、をくりかえしていたら、

太ももが、、、、ひざが、、、、、。

どんだけ、今まで運動不足だったのか。

どんだけ、今の私の身体が重たいのか。

痩せなきゃ。身体鍛えなきゃ!!!

 

 

お仕事の合間に様子をみにいきました。

↓これ。

6月7日火曜日に播いたタネたちが、芽を出しました♪♪♪

Good morning sweetie. 

もうね、この瞬間も大好き!!

結構厚めに覆土しているので、いっぺんには顔を出してくれませんが、わかりますでしょうか?

芽が土を押し上げていて、土がふっくらこんもり持ち上がっているのが。

なぜでしょう?

どうして、小さな小さな黒い、茶色いタネから、こんなにみずみずしい緑色が現れるのでしょう。

どうして、これがスクスク大きく育っていくのでしょう。

どうして、ここからお花が咲くのでしょう。

 

誰が、彼らにこんなに愛おしい目覚め方を教えたのかしら。

 

*藤田智・・・いとえの恵泉園芸短期大学時代の恩師。「趣味の園芸 やさいの時間」などで活躍中の家庭菜園の教祖さま☆藤田智、こんな人☆w

http://www.nhk-book.co.jp/engei_yasai/1003/pose_list.html