京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その60)巌座信仰の地、岩上神社

2011-11-16 00:10:22 | 京の話題

この神社は他の神社と違い、巨大な一個の自然石を神石として、背後の林山を神南備山と崇める、巌座信仰(いわくら)の地です。

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祭神は不明です。また「延喜式」の式内・末刀神社という説で、末刀岩上神社と石柱に刻まれています。(延喜式は前記に説明しています)

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この神社は、兵庫のかいちゅうで霊光を発していたものを当地に勧請したと言われていますす。

そのため漁猟や牛馬の神としてしんこうされています。また「岩上末刀神社」ともいわれています。

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多くの神社を散策していますが、このような神社は珍しいです。

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石ばかりで造られた神社で神殿等は有りません。この上まで上がるのは少し危険です。三回けつまずきました、御注意を! このような質素で素朴な神社も貴重ではないでしょうか。

この北は、灌漑用水池の「宝ヶ池」で、その周辺は緑地公園で、国立京都国際会館があります。

左京区松ヶ崎林山30


+京の話題(平安京その59)一風変わった(お金を貸してる方にもってこい)、赤山禅院

2011-11-15 00:08:04 | 京の話題

比叡山延暦寺の別院で天台宗のお寺ですが、本尊は「赤山明神」を祀っています。

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拝殿本殿が建ち並び神社のような感じです。

最澄の弟子、円仁は中国から帰国の途中、嵐に合いこの秦山府君(赤山明神)が船上に現れ、航海の無事を見守りました。よって、円仁は赤山明神を比叡山へ勧請しようとしましたが、はたせず、弟子が仁和4年(888年)に社殿を建立、天台宗の鎮守神としました。

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御本尊は「赤山大明神」

赤山明神の御利益は面白いもので、商売繁盛の他、掛け取りの神様です。明神の賽日の五日にお参りしてから集金に回るとつつがなく回収できるといいます。

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お金を貸して返してくれない方、このお寺に御参りしましょう、必ず返してもらえますよ。

左京区修学院開根坊町18

おまけコーナー:13日長岡京市で、ガラシャ祭りが有りました。20周年目です。有名な細川ガラシャ役、昨年の姿は前記にて紹介しました。今年の、ガラシャも別嬪さんでしたよ

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私に、色目を使ってくれています

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以上、冗談迄。(イモリの黒焼きを投げるとこでした)


京の話題(平安京その58)ウサギさんのこまうさぎ、岡崎神社

2011-11-14 00:13:09 | 京の話題

可愛らしいうさぎさんの、こまウサギが迎えてくれます。

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丸太町通りに面していますが、境内は清閑な雰囲気です。

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祭神は、すさのうのみこと・櫛稲田姫命他です。

 社伝によると、桓武天皇の平安遷都にさいして、王城鎮護のため平安京の四方に建てられた社のひとつで、都の東にあることから東大王と称しました。

この社は古くから産土神として信仰を集めていましたが、治承2年(1175年)中宮の御座の奉幣を賜ったことから安産の神として信仰され、往時の王城鎮護の勅願により、方除厄除神として信仰されています。

本殿手前の手水舎には黒い兎の像が有り、この兎に水をかけ、子授け祈願をするという、風習が有ります。

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これは、私の持論ですが、ウサギのおつかいにしているのは、この社は東を守る東王社から、東は、卯の方角(時計で言うと三時の方角)から来ているのかと考えられます。

左京区岡崎東天王町51


京の話題(平安京その57)有名な、南禅寺-3

2011-11-13 00:14:48 | 京の話題

南禅寺を色々見てきました、なかに(拝観券を購入して)はいり、色々なお庭を拝見して行きましよう。最後に、有名な所で「湯豆腐」の・・・・・・・・・・

前記の「妙信心庭」を後にすると、「六道庭」ありますがあります。「妙心庭」が解読した心の庭であるのに対して、この庭は、六道輪廻の戒めの庭です。六道輪廻とは、天界・人間界・修羅の世界・畜生界・飢餓界・地獄界の六道の仏教の世界観をいいます。(私には良くわかりませんが)

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「華厳の庭」です。華厳とはいう言葉は「花の飾り」を意味し、「華厳経」は正確には「大方広仏華厳経」(仏の飾りという名の広大な経典」における中心しそうです。華厳思想が説くところは、この世界の本当の姿は華の飾りのようであり、三つの具体的な事物事象の波動がお互いに関係し生かし合っており無限に重なり美しく宇宙全体に響き合っているという教えであると言う事です。(ますます、良く分からないようになってきました)

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「還源庭」です。

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色々な、お庭を見たところで、お腹が空いたことでしょう。ここで昼食を。

創業、天保10年の湯豆腐でも・・・・・・・・の具合が!!

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後ろ髪をひかれながら(ホントは予算不足)、通り過ぎました。

空腹を抱えて次の所へ散策へ。

左京区南禅寺福地町86


京の話題(平安京その56)有名な、南禅寺-2

2011-11-12 00:20:08 | 京の話題

前記にても、説明しました.南禅寺は、臨済宗十四派に分かれている臨済宗大本山です。三門をくぐり、右手にインクラインを見て、中央に「法堂」(はっとう)が有ります。

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ちょっと、法堂の御本尊を拝しました。

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この法堂は明治28年(1895年)に炬燵の火の不始末で焼失し、明治42年(1909年)再建されなした。(皆さん、火の始末はシッカリと)

法堂のうらをまわりますと、方丈が有り、ここで靴を脱ぎ入ります、そして大きな回廊を回ります。

見事な、多くのいわれの有る庭園が有ります。ゆっくり、出来るだけ分かりやすく見ていきたいと思います。(なんしろ、拝観料分は、元を取らないと)

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廊下を通ると、最初に大きく広がるのが「如心庭」です。

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同じ禅宗のお庭でも、天龍寺とは趣が違いますね。深秋になると、紅葉がきれいです。

まだまだ、回遊すると趣の違うお庭が有ります。明日に譲ります。

左京区南禅寺福地町86