itchy1976の日記

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堂場瞬一『ミス・ジャッジ』

2007年11月10日 20時20分50秒 | 書評(その他著者)
ミス・ジャッジ
堂場 瞬一
実業之日本社

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今回は、堂場瞬一『ミス・ジャッジ』を紹介します。メジャーで投手として投げている橘とメジャーの審判になった竹山の話です。この二人は因縁があります。橘は高校・大学と竹山と同期で二番手ピッチャーである。その当時のエースは竹山である。橘の開幕戦で竹山が主審としてジャッジすることになった。竹山も橘もお互い嫌っているようである。ここでひと悶着あるのではないかと思ったが、案の定、最終回のボールの判定はどうなのかなと思った。真意はわからないが、橘にとっては大きな問題として付きまとうことになる。

私は、二人ともあまり共感できなかったので、素直に物語に入り込むことができなかった。特に、竹山のキャラクターについては共感できない。ドラえもんのジャイアン見たいなやつだな。回りのやつを馬鹿にして、自分は偉いといきがる。その結果として、些細な抗議ぐらいで退場と告げて自分の権威を誇るのである。彼がプレーヤーのときは、才能もあったのかもしれないが、俺が一番だというオーラを放っていたんだろう。ほかのやつが活躍したら、それをねたむような心の小さいやつだったんだろう。そういうやつに誰が助けてやれるのだろうか。


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