この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義 | |
池上 彰 | |
文藝春秋 |
今回は、池上彰『この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義』を紹介します。本書は東京工業大学で教えている「現代社会の歩き方」がもとになっています。東京工業大学の学生に対してリベラルアーツとして社会科学を教えています。
現代社会の重要なトピックについてわかりやすく説明してあります。内容については理系の学生にも興味を持てるものが多いでしょうか。最後のサムソンに移籍するかしないかというトピックはは彼らにも興味深い話なので白熱した議論になったんじゃないかな。
社会科学系なんである程度基礎知識を手に入れないと議論にならないんだよね。サムソンの話は賛否両論別れるし、学生にも身近なテーマになるのでこういうトピックは議論することができますね。
<目次>
1 実は原爆を開発していた日本
2 世界地図から見える領土の本音
3 日本国憲法は改正すべきか?
4 紙切れを「お金」に変える力とは
5 悪い会社、優れた経営者の見分け方
6 経済学は人を幸せにできるか
7 リーマン・ショックとは何だったのか?
8 君は年金に入るべきか
9 視聴者が変える21世紀のテレビ
10 オウム真理教に理系大学生がはまったわけ
11 「アラブの春」は本当に来たのか?
12 大統領選でわかる合衆国の成り立ち
13 なぜ「反日」運動が起きるのか
14 “金王朝”独裁三代目はどこへ行く
15 君が日本の技術者ならサムスンに移籍しますか?