禁断の魔術 ガリレオ8 | |
東野 圭吾 | |
文藝春秋 |
今回は、東野圭吾『禁断の魔術 ガリレオ8』を紹介します。今回の作品は第四章のためにあるといってもいいでしょう。第一章から第三章までは前座といってもいいでしょう。第四章は湯川について転機になるのかなということですね。ガリレオシリーズも終わりになりそうですね。偏屈の湯川らしさが出ているといっても過言じゃないでしょう。
犯人探しに関してはあっけないけど、なんでそういうことをやったのかとか、それを解明するための湯川の行動は面白いですね。
第一章 透視す(みとおす):透視の芸を披露したアイ(相本美香)が殺された。
第二章 曲球る(まがる):最近戦力外通告を受けた選手である柳沢忠正の妻が殺された。殺された妻が置時計を夫に内緒で購入したわけは?
第三章 念波る(おくる):姉妹の姉の身に何かがあったのではないかという連絡を妹のほうからあったので、姉の夫に連絡すると案の定病院に運ばれた。ポイントはテレパシー。
第四章 猛射つ(うつ):高校の後輩に対する湯川の行動がポイントかな。