マスカレード・ホテル | |
東野 圭吾 | |
集英社 |
今回は、東野圭吾『マスカレード・ホテル』を紹介します。はっきり行ってミステリーとして面白くなかったというのが正直な気持ちです。こんなにページを読み進めるのがつらいのも久しぶりだね。私の中で評価が低い『白銀ジャック』『パラドックス13』にしても一気で読みきったけどね。余りにも取ってつけた感が強かった。予定調和的といってもいいかな。
新田という人物をシリーズ化したいのかな。この人もともと警察の人だよね。ホテルに潜入捜査するためにホテルマンになったわけだ。加賀や湯川みたいにキャラ立つかな。そこのところが気になるわけなんですね。
山岸尚美はホテルマンの立場で、新田は警察の立場でそれぞれ立場の違いが垣間見れて、新田がホテルマンになりきろうとしていたのが面白かった部分かな。
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<上位10作品、並びは刊行順>
悪意
秘密
白夜行
時生
手紙
幻夜
容疑者Xの献身
赤い指
流星の絆
新参者