阪急電車有川 浩幻冬舎このアイテムの詳細を見る |
今回は、有川浩『阪急電車』を紹介します。阪急今津(北)線(宝塚駅ー西宮北口)沿線で起きる一駅ごとにエピソード(恋愛もの、親子ものなど)などをつなげていく連作短編の形式である。電車には乗客それぞれのドラマがあるんだろうな。お互い顔なじみ同士の征志とユキ。白いドレスの翔子さん。時江のおせっかいと孫の亜美。自己中男と付き合っていて、別れようかどうか思索中のミサ。漢字が読めない彼氏と付き合っているえっちゃん(悦子)。初々しい田舎もんカップルの軍事オタの圭一とごんちゃん(美帆)。おばちゃん軍団から抜け出せない康江。
一言で言うと、面白かった。企画力の勝利なのかな。どこかの駅でのエピソードが、こちらの駅ではそういう風になっているんだという風につながってくるところも面白いところだ。それぞれのエピソードが面白く、微笑ましくなるのである。登場人物に可愛げがあるなあと言う感じかな。
阪急今津(北)線の沿線についてわかっている方はニヤリとする内容なのかもしれない。私も行ってみたいと思いましたから。特に翔子さんが時江にいわれて途中下車した小林駅にいってみたい。
>僕は沿線に友達が住んでいて乗ったことがあるので、懐かしい感じでした。
いいですね。沿線と本の内容は相違がないのですかね。
これからもよろしくお願いします。
こちらからもお返しいたします。
僕は沿線に友達が住んでいて乗ったことがあるので、懐かしい感じでした。
また乗ってみたいものです。
おっしゃるとおり、登場人物のリンクなどうまく作られているなあと思いました。
確かに、阪急今津(北)線の沿線を訪ねてみたいとおもいますね。
これからもよろしくお願いします。
エピソードのリンク、繋がっている人間関係
巧いなぁと思いました。
阪急電車 乗ってみたくなりましたね
翔子の「討ち入り」は成功しましたが、心に悲しさが残るんだろう。最終的には、会社を辞めることになるんでしょうけど、幸せになってほしいなと思いました。
ありふれた毎日であっても、一人一人物語があるんですよね。
これからもよろしくお願いします。