次の日には中学生になろうかという子がふたり。
であれば当然アレだろうというわたしの独断で、毎年呼んでいただいている「かがみ花フェスタ」での本番前に、おなじ香南市のヤシイパークへと寄り道してしばし遊んだ。
たかが子どもと侮るなかれ。
子どもは大人の鏡だ。
いかに齢61を数えるわが身ではあろうと、6分の1ほどしか生きてはいない彼彼女から教えられることは多い。彼彼女らはわたしのことを「先生」と呼び、わたしは自分のことを「おんちゃん」と呼ぶその関係が、どれだけこのオジさんにとって有為なものとなっているか。もとよりそれが目的でしていることではないのだけれど、そんな効果があることもまた、ありがたいことにはちがいない。
そんなことなどを思いつつ、海をながめながらゆったりと過ごす春の一日。
お別れ遠足(のようなもの)である。