答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

2019年の初睡蓮 ~ モネの庭から(その350)

2019年04月23日 | 北川村モネの庭マルモッタン

 

フジの花が咲くとクマバチが大量に寄ってくる。なにせその羽音はあの大音量だし、図体がまたデカイときている。太鼓橋を渡る人たちが首をすくめておっかなびっくり通るのもとうぜんだ。しかし、このクマバチというやつ、どうやら人間にはまったく興味がないようで、ただひたすらフジの花びらに顔をつっこんでは離れを繰り返しているだけだ。

それがわかるとどおってことはない。

むしろそのいかにも凶暴そうな風体が、かわいらしげにさえ見えてくる。

何ごとも気の持ちようなのである。

そんな太鼓橋から池の奥をのぞむ。

 



 

 

2019初睡蓮だ。

例年のようにまずは赤から。うん、めでたしめでたし・・・と言いたいところだが、池のなかには無粋なオヤジが。






他のお客さんとの会話を聞くと、どうやらテレビ関係者のようだ。ソロリソロリと動いてはいるが、とうぜんのこと、水は濁る。池を愛でにやってくるお客さんにとって濁りは致命的だ。ましてや池の中に無粋なおっさんがいるなどと・・・、もちろん許可をとったうえで入っているのだろうが、許可するほうも悪いし、開園時間中に池の中に入って撮影するほうもあつかましい。なによりお客さんに失礼だ。業務の片手間に池をのぞくわたしのような者のことなぞはどうでもよいが、わざわざ足を運び入園料を払って庭に来てくれるお客さんのことを考えたら、どうすればよいかは簡単なことだ。現に庭師たちが池に入るのは、お客さんがいないときに限っているのだし。

たしかに、池の中でなければ撮れない映像はあるだろう。だがそれは、テレビ局側の手前勝手な理由だし、初睡蓮をPRしてほしいからといってそれを許すのはいかがなものか。お客さんは汀の植え込みにさえ入ることができないのだ。少なくとも開園中であれば、一般のお客さんと同じ条件で撮るべきだろうとわたしは思う。

な~んてことをぶつくさ独りごちながら池のまわりを歩いた。

ともあれ、2019年の初睡蓮だ。

 

 

 

 

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