ウムラオフ、引退

中央復帰を目指して、大井競馬に転出していたウムラオフが引退することになりました。
前走後にハ行して、右前脚の管骨を骨折していることが分かりました。

南関東に移籍してから2戦とも、シンガリ負けをしてしまいました。
ここから、骨折が治るまで待つことは難しいという判断は仕方ないでしょう。

日曜の中山競馬場で、ヘヴントゥナイトに出資されている方と少しお話をさせていただいたのですが、その中でウムラオフの話にもなりました。
その方は、新馬戦で人気薄の馬に負けて2着になってしまったのが残念とおっしゃっていましたが、まさにその通りです。
あそこで、歯車が狂ってしまいました。

ただ、その後、今回を含めると2度骨折したことを考えると、あそこで勝っていたとしてもどうなっていたかは分かりません。
それでも、あそこで勝っていれば、全く違う未来になっていたかもしれないと思ってしまいます。

ウムラオフには、気性面の難しさを勉強させてもらいました。
ウミラージにディープインパクトをつけたウムブルフは、気難しい馬でした。
ましてや、ステイゴールドですから、ウムラオフがそうなってしまっても不思議はありません。

分かってはいましたが、ディープインパクトでも切れないウムブルフのパフォーマンスを見て、逆にステイゴールドのような底力のある方が良いかもしれないと思い、出資を決めました。
競走馬にとって、気性は重要だと改めて感じました。

でも、出資する時点では、気性の判断は難しいです。
牧場にいる間には、判断できないのでしょう。
この点だけは、賭けになってしまうのかもしれませんね…。

ロードカナロアの優れているのは、この点だと思います。
産駒の気性が良いのは、大きな長所です。

最後に、ウムラオフは、痛い骨折から復帰して、慣れない大井競馬で頑張ってくれました。
本当に、お疲れ様でした。