読者から最近の白山ヒメ神社の参道の写真を頂きました。
写真では反映されていませんが、実際には梅雨時の今の石階段が薄い緑のコケでおおわれており、上下左右が緑色のトンネルとなり薄緑色に発光(発酵)しているそうです。
参道の奥が薄暗くて見えない様相は、まさに神話の黄泉比良坂(よもつひらさか)というコノ世とアノ世を繋ぐ坂道のようです。
本当の黄泉比良坂とは、滋賀県の“坂”本町から“比良”山系に掛けての地域に、次元の裂け目が生じると感得します。
今でもこの地域の山道では、神隠しに遭わないように注意が必要だと思います。
この黄泉比良坂と同じようなものが、白山ヒメ神社の参道として常在しています。ただ、神話と違いますことは、
神話では「行きはよいよい、帰りは怖い」でしたが、
白山ヒメ神社の参道は、「行きは暗くて怖く、帰りは明るい」です。
(帰りに参道を下った終わり頃です)
まさにコノ世の暗闇へと入り進み、その先に居られる白山神に面会してから、帰りは明るく再生するという型がここに在ります。
この写真から改めて感じますことは、白山神だけは生死を左右する厳正さがあるということです。
有料先生などは、この坂道の参道を歩きますと、自分では気付かない内に寿命が変わることでしょう。
逆に良心に従う人は、寿命が延びる神秘さをこの参道は持ちます。
現に、毎朝この坂道の参道を掃除する近所の老人男性がおられて、読者が挨拶して会話をしたところ、60代だと思った男性が実は90歳を超えていたという情報が過去にもありました。
平泉寺白山神社の歴代の宮司さんを見ましても、白山神に関わる方々には非常に長命な御方が多いです。
白山神は、生死を司(つかさど)り、命をククリ直すという禊(みそぎ:身を削ぐ)の神様であることは間違いありません。
そして、コノ世の栄華に左右されない太古からの厳正なる厳しさを併せ持ちます。
神の視点では、寿命が短い=悪いでもありません。それよりも、良心を持つか否かを判断されます。
私たちの生活の中でも、黄泉比良坂は色々な形で潜在していると感じます。
「行きはよいよい帰りは怖い」と成らないように、自分の生活に感謝して生きましょう。
そうすれば、「先は不安だけど、行って見れば明るかった」と成ると感じます。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
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