心の明るさが大事

先日ＴＶを見ていましたら、働き盛りの３０歳代男性の方々の
働く所が激減している社会問題を特集していました。
地方では、正社員どころかパート派遣すら激減しているそう
です。
昭和の時代には、この様な事はありませんでした。
日本の社会では、未経験な事かも知れません。
戦後の何も無い所から始まった昭和２０年代は、日本人の
大半が貧乏でしたが、毎年経済は成長して行きました。
定期預金は１０年間の利息だけで元本が２倍以上に膨らんだ
時代です。
今の日本経済の基礎を造り、発展させた私達の親や祖父の
時代の人達は、成長する社会しか知らない年代とも言え
ます。　つまり、現在の日本社会に初めて発生しつつ有る
経済構造に対して、成長する経済環境の経験しか無い年代
が政治を動かし、企業のトップに居るわけです。　
不景気には、規模の縮小と自分達の保守しか対策が浮かば
ない様です。　

ここ１０年間の実態経済の成長は、良くても現状維持。
実際は、マイナス成長だと感じます。
マイナス成長とは、恐ろしい事です。
何もしていなくても、貯金が勝手に目減りする時代とも言え
ます。　毎年収入が減るのを考慮して生きていく時代です。
これは難しい事です。

ＴＶで取材されていた男性の一人は、３０代半ばで東京の
有名私大を卒業されていました。
東京で最初に就職した会社を同僚とのトラブルで数ヶ月で
退職されてからは、地方でパート作業員を転々として今まで
来られました。　健康を考えて、綿密に計算された自炊生活
をされていました。　
几帳面で優秀な人が勿体無いなと思いました。

本人を観ると最初の就職で、自分への自信を無くされた事が
大きいと感じました。
人間は、自信を無くすと脆いものです。
自信を無くすと、その後の選択が全て消極的なものに自分で
してしまいます。
この現実界での成功の切っ掛けとは、最初はホンの些細な
事です。　何としてでも成し遂げる自信を持てるかどうか、
成功の保証が無くても努力を維持できるかどうかです。
芸能界では、新人で才能が有ると先輩が判断すると、将来
の自分の立場を擁護する為に、新人の自信を無くさせる様な
仕打ちをする人も居るそうです。　それを乗り越えた新人が
伸びるのです。　後日談で、先輩からの愛の鞭だったと美談
に成りますが、先輩の本音は自分が生き残る為に案外真剣
であったそうです。　現実社会でも、これに似た事が日常的に
有るものです。

例え自分が失敗しても、叩かれても、フツフツと心に明るい
種火を絶やさない事が大事です。　自分の明るい心が先行き
を照らし出し、道を示してくれます。
自信を無くすとは、この明るい心の種火を自分で弱めてしま
う事です。　　
人間の心臓には、本当に神聖な霊的種火が存在します。
この神聖なる炎を消してしまうと、人間は廃人の様に成って
しまいます。　本当に消えた時は、死ぬかも知れません。
この種火は、内在神の光とも言えます。
自分さえも信じられない人間は、他人を信じる事は出来ま
せん。　ましてや自己が預かる内在神を信じる事は、尚更に
難しい事です。　これは不幸な事です。

では、この消えかかる心の種火を復活させるには、どうすれ
ば良いのか？　
性格改善セミナーなどで、暗示的に心が明るく成った所で、
それは一時的な高揚感に過ぎません。　宗教も似たような
ものです。
これは霊的な実践力が有る方法で、種火を自分で復活させ
るしか方法は有りません。　種火が復活すれば、心が明るく
成れます。　理由は無いけれど、何故か自信がわいて来ます。
叩かれても打たれても、耐え凌ぎながら虎視眈々と復活を
狙えます。
ここで、自分自身に迷える波動を出す先祖霊や関係する霊が
存在していると、心の火に霧状の水を噴霧する状態に成って
います。　どうしても火の勢いが出ないのです。
噴霧が強いと火が消え掛かり、重度の鬱症状の様に現実的
には現れます。
種火を復活させるには、感謝の先祖供養３本と神霊への
感謝想起で、水の噴霧を止める事が先ず大事です。

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