伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

古事記の多重性 後編

2008-11-23 15:17:50 | 神話シリーズ

(2)の記述には、霊的世界の諸相から現実界での出来事
まで、沢山の内容が含まれています。
「スサノオは、アマテラスの疑いを解くために、2人で
ウケヒ(宇気比、誓約)をしよう
と言った。二神は天の
安河を挟んで誓約を行った。」
朝鮮半島から来た海洋民族集団は、現在の京都と奈良県の
県境あたりに在る川を挟んで、日本側を代表する神巫女と
武装した男性陣と向き合いました。

異国に来て地理感の無い所での多勢に無勢では、勝ち目が
無いと考えている大陸集団は、侵略の意思が無い事を証明
する為に、自分達が持っている金属剣・武器を全て差し出す
から、その代わりに食料と穀物の種子を交換=ウケヒ、して
欲しいと申し出ました。
日本側は、この申し出を受け入れたのでした。


「まずアマテラスがスサノオの持っている
十拳剣(とつかのつるぎ)を受け取って
それを噛み砕き、吹き出した息の霧から以下の3柱の女神(
宗像三女神)が生まれた。」
この十拳剣とは、長い剣を指すのではなく、十と言う数字は
沢山の大量の数量を意味します。 大量の剣を受け取った
日本側に取っては、金属の剣が珍しい物でした。 
しかし、このような危険な物は不要だと考えた日本側は、
大陸集団からタタラによる鋳造技術を教えて貰い、金属剣を
溶かして、それで金属の鏡を造ったのです。
人の顔が映る金属鏡を御神体として、その後に祭り大事に
しました。 女神とは、金属製の鏡の事でした。
「それを噛み砕き、吹き出した息の霧から」・・・この記述は、
まさにタタラ鋳造の模様を表現したと感じます。

「次にスサノオが、アマテラスが持っていた「
八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠
受け取ってそれを噛み砕き、」
これは、日本側から大量の色々な穀物と、その種子を大陸
集団が受け取った事を意味します。
「受け取ってそれを噛み砕き」
・・・これは、文面の通りに受け
取った穀物を食した事です。

スサノオから「吹き出した息の霧から以下の5柱の男神が生まれた。」
問題は、この文です。
ここで、いきなり原初の神界時代の出来事が、上記の物語に
時代・次元を超えて結合されています。
原初の神界において、天照太御神が保有する種稲を貰い受
けたスサノオは、稲から5種類の木を生み出しています。
ヒノキ・杉・くすの木・ケヤキ・松の原種ではないかと感じます。
神界において、稲から木の原種が誕生したのです。
この霊的事象を、スサノオが5柱の男神を生んだと、古事記
では表現しています。

この様な時系列を無視して、1つの物語にまとめたのが古事記
です。 これが古事記が難解とされ、後世の偽書とされる
原因の1つです。 
しかし、ただ繋げたのでは無く、必ず同じ霊的因縁を持つ事象
同士を時代を超えて繋げまとめ、1つの物語にされています。
これは、とても人間技とは思えません。
全ての時代、次元を自由自在に観通す能力があり初めて可能
な事です。 古事記の作成には、超太古神霊からの憑依に
よる関与が有ったと言う事です。

今回の解釈は、1つの面に過ぎません。
この同じ箇所でも、まだ3つ以上の霊的解釈が浮かんで来
ます。 ウケヒ=外国人との性交、混血児の誕生と発展・・・
などなど広がります。
恐らく、過去の多数の次元のまとめだけでは無く、未来をも
予言している可能性が大いにあります。 
預言書の面も、古事記は持ちます。

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コメント (292)
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