「諸言語は自然の有機体であって、それは、人間の意志にかかわりなく成立し、一定の法則にもとづいて成長し、発展し、やがて老いて、死滅する。言語にもやはり我々が〈生命〉と呼んでいる一連の現象がある。」
(『ダーウィン理論と言語学』)
A. シュライヒャー(August Schleicher. 1821 - 68)
19世紀ドイツの言語学者。シュライヒャーは、「科学の世紀」である19 世紀において、ダーウィンの進化論を取り入れ、言語の変化の歴史の解明に用いようとした。印欧歴史言語学において言語の「系統」を、樹状図で表現した最初の人であることは有名。
上記の引用は、ドイツへのダーウィン思想の定着に努めた、生物学者のエルンスト・ヘッケル(Ernst Haeckel. 1834 - 1919) へ、シュライヒャーが送った公開書簡の一説。ここで、シュライヒャーは、言語を生物学的な比喩で語っている。一方、ブルークマンやジェーフェルスなどの青年文法学派(Junggrammatiker)は、このような生物学的な比喩を否定し、「音韻変化は例外のない一定の法則に従って起こる」というような物理学的な定式によって音韻や音韻法則を説明しようとした。
参考資料 田中克彦『ことばとは何か』(筑摩書房)
〃 『国家語をこえて―国際化のなかの日本語』(筑摩書房)
(『ダーウィン理論と言語学』)
A. シュライヒャー(August Schleicher. 1821 - 68)
19世紀ドイツの言語学者。シュライヒャーは、「科学の世紀」である19 世紀において、ダーウィンの進化論を取り入れ、言語の変化の歴史の解明に用いようとした。印欧歴史言語学において言語の「系統」を、樹状図で表現した最初の人であることは有名。
上記の引用は、ドイツへのダーウィン思想の定着に努めた、生物学者のエルンスト・ヘッケル(Ernst Haeckel. 1834 - 1919) へ、シュライヒャーが送った公開書簡の一説。ここで、シュライヒャーは、言語を生物学的な比喩で語っている。一方、ブルークマンやジェーフェルスなどの青年文法学派(Junggrammatiker)は、このような生物学的な比喩を否定し、「音韻変化は例外のない一定の法則に従って起こる」というような物理学的な定式によって音韻や音韻法則を説明しようとした。
参考資料 田中克彦『ことばとは何か』(筑摩書房)
〃 『国家語をこえて―国際化のなかの日本語』(筑摩書房)