㈱プラスリジョン

障害のある人の働く場づくりを目的に2008年3月法人設立。農と福祉の融合「オニオン・キャラメリゼ」商品化☆

毎日新聞☆顔と食卓見える野菜作り(3/6付記事)

2009-03-07 | Weblog
丹波で有機農業に取り組む若手農家の井上さん。カフェサンテ事業の立上げ時からお世話になっている農家のお一人です。スタート時はやりとり(言い合い?)を通じていろんなことを学んだものです(懐かしい思い出ですね~^^)。わたしは、いかに市場が消費者の事情で不自然に形成されているのかを知りました。井上さんのような若い農家さんを中心にこれからの「生産者と消費者の支え支えあう形」がうまれると思っています☆

井上さんのお野菜は美味しい。これは農家さんの間でもウワサです。カフェサンテ「贅沢野菜のバランスランチ」の一番人気メニュー「ごぼうスープ」でした。実はごぼうが美味しいから!あの味が出せるのです~。

以下は3月6日付毎日新聞の記事です。
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顔と食卓見える野菜作り 丹波で有機農業、井上さん講演--神戸 /兵庫

 小川のせせらぎ、小鳥のさえずりの中で野菜づくりに励んでいます--。神戸市で先月末開かれた市民講座「ビレッジライフ懇話会」(主宰・保田茂神戸大名誉教授)で、丹波市市島町で有機野菜の栽培などを行う芦屋市出身の井上陽平さん(33)が「市島町で有機農業に挑戦」をテーマに講演した。景気悪化などで農山漁村に「働き場所」を見いだす若者や定年退職者が増える中、家族連れら約50人が熱心に耳を傾けた。【中尾卓英】

 ◇「命支え合う『縁農』へ」
 近畿大商学部在学中、農業分野の就職先を探したが大学担当者に「一流企業でないと意味がない」と一(いっ)蹴(しゅう)された。井上さんは「社会の歯車となるサラリーマンは性に合わない」と、農協や府県農業会議を訪ね有機農業をテーマにした市民セミナーなどに参加。70年代後半から、生産者約30人が農薬・化学肥料に頼らない土づくりを基本に、有機農産物を阪神間の消費者グループに届ける産消提携を続けてきた旧市島町を知ったのは約10年前だった。

 そこで、井上さんは同町で有機農業ワークキャンプなど都市住民との交流や学校給食への地元食材供給を担う「いちじま丹波太郎」のメンバーに出会う。「新規就農にはパワーがいる。年を取ると活力が失われる」。アドバイスを受けて即座にIターンを決意。定住先の家と畑を紹介してもらい、周囲の農家の協力もあって有機JAS認証も取得した。

 以来9年。70アールの畑で生産された年間50種に及ぶ旬の農産物を、阪神間の約40軒の消費者やレストランに月1~2回、段ボール箱(2000~2500円)にこん包して届ける。中身は井上さん任せ。「お客さんの顔と食卓が見える」という井上さんと消費者との信頼関係で、生産・流通・消費が成り立っている。

 今、力を入れるのは神戸市中央区と東灘区で定期的に開催する青空市「ファーマーズマーケット」。市島の若手生産者らとともに参加し「お母さんや子どもたちと顔の見える交流が広がり、お互いの命を支え合う『縁農』に近づいている」。さらに、「多種多様な野菜を生産することを通じて生態系を取り戻し、生きていて気持ちのいい居場所を作りたい」と自然体で語る。

 問い合わせは、「井上農園」のホームページから。以上
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