新たな女性科学賞「キュリー賞」、最優秀に京大・山下真由子助教 国際的な活躍期待
東京新聞 より 220517
京都大数理解析研究所の山下真由子助教
国際的に活躍が期待される若手女性科学者に贈る「羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」の第1回最優秀賞の受賞者に、
京都大数理解析研究所の山下真由子助教(26)を選んだと、科学技術振興機構(JST)が17日、発表した。
物理学にも関係する非可換幾何学を専門とし、国際会議に招待されるなど実力が高く評価されているという。山下助教は「多くの分野がある中で数学の業績が選ばれたのは驚きで、大変光栄」と話した。
このほか、奨励賞に
このほか、奨励賞に
理化学研究所の木邑真理子・基礎科学特別研究員(29)=宇宙物理学=と
米エモリー大の塩田佳代子氏=感染症疫学=の2人、
特別賞に
ノルウェー生命科学大の斉藤真理恵・研究室主宰者(33)=ゲノム進化学=を選んだ。
同賞は30代前半の業績でノーベル物理学賞と化学賞を受けたポーランド出身のマリー・キュリーにちなみ、JSTと在日ポーランド大使館が創設した。(増井のぞみ)
同賞は30代前半の業績でノーベル物理学賞と化学賞を受けたポーランド出身のマリー・キュリーにちなみ、JSTと在日ポーランド大使館が創設した。(増井のぞみ)