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【なぜ?】肘を温めると鼻づまりや疲れ目がスッキリするのか?  202205

2022-05-18 11:40:00 | 健康関連

【なぜ?】肘を温めると鼻づまりや疲れ目がスッキリするのか?
 ヘルスケア取材班@かぽれ より 220518


 指の動作も、頸椎から伸びる神経によって行われるため、指を酷使すれば頸椎にも疲労がたまり、さまざまな不調が起こります。
 特に、疲れ目などの目の症状、鼻づまりなどの鼻の症状、耳鳴りやめまいなどの耳の症状が出やすくなります。その神経の中継地点にあたるひじを温めることで、頸椎の力が抜け、神経の疲れを取ることができ、不調もよくなっていきます。【解説】舟木進(自律神経整体院院長)

⚫︎解説者のプロフィール
舟木進(すなき・すすむ)自律神経整体院院長。1973年、大阪府生まれ。
 30歳からリラクゼーションマッサージの世界に飛び込む。明らかにがんを患っている患者から肩こりの相談をされた際、適切な助言ができるようになるために整体の道へ。「医とは医無きをもってよし」を信条に、生を全うする「全生」という生き方ができるよう、施術に取り組んでいる。
▼自律神経整体院

⚫︎「ひじ湯」とは
 体の疲れが取れて頭の回転も速くなった
半身浴や足湯などの「部分浴」が体によいことは、広く知られています。これらは、体の一部を温めることで体全体を効率よく温められるという、優れた健康法です。

 特に、体の一部に偏った疲労があり、全身のバランスがくずれている人にこそ、部分浴がお勧めです。こういった人は、湯船に浸かっても体温がうまく上がりません。入浴中は温かく感じても、お風呂を出たとたんに体が冷えてしまいがちです。

 そんな人が部分浴を実践すると、比較的効果が出やすいはず。中でもお勧めなのが、「ひじ湯」という、おけなどの容器に熱めのお湯をはって、ひじを浸す方法です。

 私がひじ湯のよさに気づいたのは、8年ほど前。当時の私は、指の疲労を強く感じていたこともあり、どのようにケアすれば体の疲れが抜けるかを研究していました。
 そのときに確かな効果が感じられたのが、ひじ湯でした。これを実践したところ、指の疲れだけでなく、他の症状にも効くことを実感したのです。

 後に説明しますが、指と肺には深い関わりがあります。そのため、指が疲れると、呼吸が浅くなることも多いのです。実際当時の私も、呼吸の浅さが気になっていました。

 しかし、それがひじ湯によってよくなりました。指の疲れが抜けるとともに、深い呼吸ができるようになったのです。

 さらに、次のような顔周りの不調もひじ湯で改善しました。

①鼻づまり
 鼻がつまっていたある日、5分ほどひじ湯をしてみたことがあります。すると、鼻の通りがよくなり、体がスッキリと軽くなりました。

②疲れ目
 ひじ湯をすると、視界が明るくなり、周囲がよりクッキリ見えるようになります。

③頭の働き
 私は、ブログなどで情報を発信していますが,たまに全く文章が書けない日があります。そんなときにひじ湯をすると,言葉が頭に浮かんで、スラスラ文章が書けるようになります。

⚫︎なぜ、ひじを温めるとよいのか
指を酷使すれば頸椎に疲労がたまる
 ではなぜ、ひじ湯でこれらの症状がよくなるのでしょうか。その理由は、頸椎の力が抜けるからです。

 頸椎とは、首にある7つの骨のことで、ここにはたくさんの神経が通っています。先ほど言った指の動作も、頸椎から伸びる神経によって行われます。

 つまり、指を酷使すれば頸椎にも疲労がたまっていき、さまざまな不調が起こるのです。特に多いのは顔周りの不調で、疲れ目などの目の症状、鼻づまりなどの鼻の症状、耳鳴りやめまいなどの耳の症状が出やすくなります。

 そして、この頸椎から指に伸びる神経の中継地点にあたるのが、ひじです。ここを温めることで、神経の疲れを取ることができ、顔周りの不調もよくなっていきます。

 ひじ湯によって腕の疲れが取れると、頭の働きも自然とよくなります。

 整体の中には、腕が疲れると頭も硬直して、自由な発想ができなくなるという考えもあります。このような、柔軟な考え方ができない人を「頭が硬い」といいますが、これは比喩ではなく、本当に頭骨が硬くなっているのです。

 ひじ湯には、この頭骨の硬直をゆるめる働きもあるので、発想が豊かになり、物事に積極的に取り組めるようになります。

 また、整体では指と頸椎に加え、胸部の骨である胸椎にもつながりがあると考えます。そのため、ひじ湯で胸椎の緊張が抜ければ、肺が広がりやすくなり、呼吸が深くなるといった効果も期待できます。

⚫︎ひじ湯のやり方
 ひじ湯の詳しいやり方は、下項を参考にしてください。ポイントは、20分を目安にひじを浸けること。お湯が冷めてきて、ぬるくなったと感じたら、お湯をつぎ足してください。

 ただ、体の感覚が鋭敏になると、「これでいい」という終わりどきがわかるようになります。この場合は、その時点で切り上げても構いません。

 なお、ずっとひじ湯だけをしているのは退屈ですから、テレビなどを見ながら行うのがお勧めです。私の場合は、動画サイトを見ながら行っています。
 ひじ湯を続けていると、だんだんと体がいい方向へと変化していくはずです。
特に、鼻づまりなどの症状は、すぐに効果が実感できますから、ぜひ試してみてください。

⚫︎症状が重い人は様子を見ながら行う
 なお、慢性的な耳鳴りやめまいなど、重い症状を持っている人は、ひじ湯をすることで、一時的に嘔吐や頭痛などが出ることがあります。
 しかし、これは健康を取り戻す過程で現れる症状で、体を元に戻そうとしている証拠です。つらくならない程度に、様子を見ながら続けてみてください。

▼やり方
 おけなどの容器にお湯を入れ、熱いと感じる温度(42~45℃)にする。ひじから先をお湯に浸け、20分を目安に温める。

※ポットやケトルをそばに置き、冷めてきたらお湯を足す。追加する際は、必ずひじをおけから出して行い、やけどに注意する。
※体が「これでいい」と感じたら、早めに切り上げてもよい。
※大きなおけがない場合、衣装ケースなどを使用してもよい。
※リビングで行う場合は、お湯がこぼれてもいいように、タオルなどを敷く。

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