中国語学習者のブログ

これって中国語でどう言うの?様々な中国語表現を紹介します。読者の皆さんと一緒に勉強しましょう。

中国語でどう説明するか (明太子、いなりずし)

2013年06月29日 | 中国語でどう言うか?

  中国語圏からのお客様に、日本の日常のごくありふれたものをどのように説明すれば、うまく理解していただけるか。前回は、かき氷とみたらし団子を取り上げましたが、今回は、明太子といなりずしです。

【明太子】

  皆さんご承知のように、明太子やたらこは、スケトウダラの子で、鱈の子ではありません。スケトウダラのことを、中国語では “明太魚 ming2tai4yu2” と言います。そこで、明太子の説明ですが、次のように考えました。



  上でも言いましたように、スケトウダラは“明太魚”と言いますが、タラは “鱈魚 xue3yu2” です。明太子はスケトウダラの卵巣を唐辛子粉と塩の中に漬けますが、「塩で漬ける」という動作は    です。例えば、梅干し( 梅干mei2gan1 、或いは 酸梅suan1mei2 )も梅を塩漬けにするので、説明としては、以下のようになります。 



    ちなみに、水や液体に浸けるのであれば、発音は同じですが “淹yan1” となります。

【いなり寿司】


 
   いなり寿司は、漢字で書くと、「稲荷寿司」となるでしょうが、これでは何のことか分かりませんので、説明を加える必要があります。 



    油揚げのことは、 “炸豆腐 zha2 dou4fu” 、これを袋にして中に酢飯を詰める、という説明にしました。後は、これをどうして「稲荷」というのか、という説明が要るので、稲荷神社とキツネの関係を説明しました。

    ところで、神様と動物の関係、ということで思い出しましたが、中国の人が日本に来ると、日本はどうして烏が多いのか、と質問されるそうです。都市では、烏が暮らしやすい環境にあるからでしょうが、でも中国の都市ではあまり烏を見かけないのが不思議です。そこで、ある通訳の方は、日本人は烏を神のお使いとして、大切にしているからだ、と説明すると言われていました。その例として、日本サッカー協会のマスコットは烏(八咫烏=ヤタガラス)だと。確かに、京都の熊野神社のお使いは八咫烏ですし、奈良の榛原にはその名も八咫烏神社という神社がありますね。もっとも、この神様のお使いの烏は、元を辿ると中国神話の太陽に住む三本脚の烏のようで、そういえば中国湖南省長沙、馬王堆漢墓出土の帛画にも確か烏が描かれていましたね。

    今回は、これで終わります。


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