いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

若鉄に12系客車がやってくる

2011年06月21日 | 日々の出来事

知っている人には何を今さら・・・、な話ですが、某情報誌によると7月に若桜鉄道へ12系客車4両が甲種輸送されるそうです(ほんとに今さらですが)。

車両はJR四国の元ムーンライト高知・松山で運用されたもので、座席車3両(スロフ12×2、オロ12×1、もしくはスロフ12×1、オロ12×1、最後尾用オロ12×1?)とカーペット車1両の計4両が米子廻りで引き渡し駅の郡家まで輸送とのこと。


(写真はJR西日本の12系で、今回のJR四国の12系とは色々と異なる部分があります)
若桜鉄道が12系客車を手に入れるという話は数か月前に小耳にはさんだことはあったのですが、まさか本当にそうなるとは思ってもみませんでした。
若桜駅構内に圧縮空気で動く状態で保存されているC12 167を有火で動態復活させる計画がどうも背後にはあるようですが、まずは客車から先に手をつけておこうという算段のようです。


なお若桜まで持っていくのは座席車の3輌だけのようで、カーペット車は途中の隼駅で貨物側線跡の線路に据え付けて、休憩所やイベントスペースとして活用する計画だそうです。
蒸気機関車を復活させるなら客車も必要・・・、というのは至極当然の話ではありますが、近年ではその客車のほうも消滅寸前の状況。今回の若桜鉄道の購入(譲渡?)についても関係各位はなかなか大変な苦労をなされたことと思います。
蒸機復活へのさらなる一歩が踏み出されたことに対して、地元民として敬意を表します。


隼駅の貨物側線に展示する車両も14系などのブルートレインの客車ではありませんが、かえって急行形である12系の保存・利用のほうが個人的には貴重なケースに感じますね。
何よりも先に北陸鉄道から譲渡されたED301にやっと相棒ができるのがよかったと思いました。

ちなみに甲種輸送到着後の7月3日には若桜駅で12系客車の記念公開イベントが行われるようで、若桜町のwebページにも案内が出ています。(http://www.town.wakasa.tottori.jp/secure/3272/tirashi.pdf)

いやはや、先日鳥取の実家に帰省したばっかりですが、また鳥取に帰りたくなってしまいました。そろそろ期末試験が近いのにどうしよう・・・。

参考:「うさみみ電鉄」-若桜鉄道に念願の客車が(http://www.nnn.co.jp/mt/usatetsu/2011/06/post_179.html)
「うさみみ電鉄」-来月3日に「12系客車誘致記念イベント」(http://www.nnn.co.jp/mt/usatetsu/2011/06/12.html)

PS:若桜駅は車両基地の機能も併せ持ってはいますが、さすがに12系客車が3両もやってくるとなるといささか構内が手狭になってしまうのではないかと思います。本格的に利用される日が来るまで、12系はいったいどこに保管されるのでしょう?
個人的にはディーゼル機関車牽引でもいいから早く若鉄で走行する姿を見てみたいですが・・・。