大変遅くなりましたが、8月初旬の旅行記を順次上げていきます。また帰省中にも「鉄活動」してきたのでそちらについてもこれから小出ししていきます。
8月6日、この日は始発列車に乗って西へ向かうべく午前3時半に家を出ました。そして1時間以上夜道を歩いてJR新川崎駅に到着、青春18きっぷに日付印を入れてもらいました。夜なのにじめじめとして暑かったです。
未明の新鶴見機関区。輝く水銀灯が印象的です。町はまだ眠っています。
ここから横須賀線の始発、東海道線と乗り継いでひたすら西へ向かいます。睡眠時間がわずかだったので眠くてたまりません。そして気がつけば熱海に到着。
ここからJR東海区間、浜松までは211系、313系と乗り継いでいきます。ロングシートで長距離乗車と、18きっぷユーザーにはある意味苦しい区間です。この区間は睡眠不足を補うべく、さっさと座席に座って眠りこけていました。
浜松に着くと転換クロスシートの117系に乗り換え。古い車両ながらロングシート車よりもはるかに快適ですが、この電車もあと数年すれば新車に置き換えられてしまうようです。これで豊橋まで乗車し、そこから新快速に乗り換えます。
こうしてたどり着いたのは名古屋。そしてさらに地下鉄に乗って名鉄瀬戸線栄町駅に行きました。
平日の昼間、ラッシュも終わっているためかひっそりとしています。今まで名古屋は行ったことがなかったのですが、今回ここに来た目的は瀬戸線の大手私鉄ではこれきりになった鉄道線規格の釣り掛け電車、6650・6750系に乗るためです。
出かける前に事前に調べたところ、釣り掛け車はラッシュ時専用車というわけでもなく日中でも運用に就いているとのことなので、切符を買ってホームで待ちます。
新型車の4000系や主力の在来カルダン車の6600系を見ながら釣り掛け車が来るのを待ちますが、車庫で寝ているのでしょうか、これがなかなかやって来ません。そしてホームに入って40分後、トンネルの奥から独特の重低音が聞こえてきました。テンションあがってきた（笑）
お待ちかね、釣り掛け車の登場。6750系でした。さっそく乗車しますが、釣り掛け車といえども車体更新車のためか、車内の様子はほかの車両とあまり変わるところはなさそうです。
車体は平成2年製、下回りは昭和20年代後半製という時代的にアンバランスな組み合わせ。新型4000系増備のため近いうちに廃車される前提からか、6600系より新しいはずの車体には傷みが目立ちます。
いよいよ発車。釣り掛け独特の駆動音がトンネル内に響き渡ります。電動車に乗りましたが、モーターが駆動するたびに床がびりびりと振動します。これも釣り掛け車独特の味なのかなと思いつつ、走行音を楽しみました。そして30分ほどで終点の尾張瀬戸に到着。いったん改札を出てすぐに切符を買い再入場しました。せっかく瀬戸焼の里に来たのに、観光要素は0です（汗）。
停車中にのぞいてみた運転台。計器類が収められている部分は
近ごろの車両といった趣ですが、主幹制御機やブレーキ弁周りはいかにも古めかしく、アンバランスな雰囲気を醸し出しています。
帰りも折り返しの同じ電車に乗車。再び釣り掛けサウンドを楽しみました。それにしても6750系に乗っていると、足元では釣り掛け音が響く一方、頭上からは自動放送、走っているのは地下線かと思えば町中をゆく高架線、郊外の地上線と、一体いつの時代にいるのか分からなくなってしまいます（？）。
こうして瀬戸線の釣り掛け電車を堪能した後は名古屋駅に戻りきしめんを頂きました。おいしかった～とホームの店から出ると、ホイッスルを鳴らして騒々しいエンジン音が接近。ディーゼル機関車が来るのかな？と思ったら、
レール輸送用気動車・キヤ97系でした。
あっ！と思ってあわてて写真を撮影。それにしても妙な顔です。来る途中に西浜松で見たロングレール輸送用のほうは高床式でもっと変な顔をしていますが。
ホーム上にいた人も何これ！？みたいな顔をして呆気にとられていました。
このあとEF65の牽くホキ9500（赤ホキ）の貨物列車も見ましたが、遠すぎて写真が撮れませんでした（泣）。空車だったのか結構なスピードで駆け抜けていきました。
そして名古屋を後にし、またひたすら西を目指します。313系の新快速と大垣で普通列車を乗り継ぎ、さらに米原で223系新快速の乗車。そのまま終点の播州赤穂までずっと爆睡していました。やはり午前3時起きはつらいです（笑）。
岡山の関西線色103系を見た後、この日は播州赤穂に泊まりました。
以下、8月7日に続く・・・
