本当にちょっとレベルの軽工作ですが、効果はそれなりにありそう(?)な話です。
タイトルにある夜行急行だいせんは1986(昭和61)年からそれまでの急行だいせん5・6号の20系の後を継いで、
1999(平成11)年まで14系(→14系15形)寝台車+12系の組み合わせで運転されていました(それ以降はキハ65形で運転)。
この期間のうち、座席車が12系3000番台になる以前の12系一般タイプの車両で運転されていた時期は、
最後尾の緩急車の貫通扉に外付けの行灯式テールマークが掲出されていました。
(写真はリバイバル運転された「懐かしのだいせん」のものです)
で、今回は中古店でスハフ12形のジャンク車を買ってきたので、そのテールマークを再現してみようという話です。
貫通扉に直径2.5mmの穴を開けて・・・、
車体内部のテールライト遮光ケースにも同様に穴あけし、直径2mmの透明ソフトプラ棒(タミヤ)で導光します。
ちなみにテールライト基板の光源はムギ球から白色LEDに換装しておきました。
導光プラ棒の長さを現物合わせで調整して、端部にテールマークのイラストパーツを取り付けて完成。
このイラストはペンギンモデルの側面方向幕シールに含まれるもので、いったん1.2mm厚白色プラ版に貼り付けたものを切り出しました。
テールマークには遮光を兼ねた縁取りとして銀色を塗っています。
上の実車の写真と比べると幾分もっさりした出来上がりですが、ぼやーっと光るテールマークはなかなか映えます。
この工作は同じ編成スタイルで運転されていた急行ちくまにも応用が利きますね(自分はだいせんで満足したのでやるかどうかは未定ですが・・・)。
最後に編成を組んた写真を。今まではもっぱらスハネフ14形を最後尾にしてきた大阪行きのだいせん編成でしたが、
これからは気兼ねなく出雲市行きも楽しむことが出来ます(笑)
同じようなことを考えている人がいてうれしくなってコメントさせていただきました。
末期のだいせんを最寄り駅で泣きながら何度も見送った(大阪出身なもんで…若かったなぁ。)こともあり、客車2両+寝台3両のイメージが強く、ようやく車両がそろいました。
12系にはテールマークがないのでプラバンでもはるかなぁ、と思っていたのですが、いい処理の仕方を教えていただきました。勇気があれば試してみようと思います。
はじめまして、コメントありがとうございます。
車体に穴を開けるのはどうしても勇気が必要ですが、完成すればマークが光ることもありなかなか効果的な加工と思います。施工は自己責任でお願いしますが、ぜひお試しください。
(テールライト光源のLED化は各所で公開されていますので別途ご検索ください)
模型といえども、走り去っていくぼんやり光るテールサインを眺めるのはなかなか乙なものと思います。
実物の客車だいせんを何度も見送られたとのことで、すかんぴんさんの思い出深い情景の再現に当記事がお役に立つことができれば幸いです。