いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

11/7 山陰ミニ帰省・お座敷列車を訪ねて(その4)

2009年12月19日 | ぐだぐだ旅行記

お座敷列車を訪ねて(その3)からの続き

「サンライズ出雲」の遅れでこの列車も発車時刻が伸びているので、今度は車内を観察してみることにします。



まずお座敷部分はこんな感じ。車内の通路は片側に寄せられ、空いたスペースに高床式の畳敷きとなっています。座椅子と小さな卓が和室らしい雰囲気ですが、掘りごたつ式ではないので常に正座していないと座りづらかったです。
列車は全席指定で、座椅子一つが指定席1ヶ所に対応していました。


窓部分には障子がはめてあります。障子には竹のシルエットが表現されています。室内を見渡した感じでは、床の畳や、この障子ともども年季が入っているというか、結構いろいろと傷みが見られました。


運転室側の車端部には、このようにカーペット敷きにソファが置いてある洋室風のフリースペースもあります。畳の上に座りつかれたらソファで一息・・・、という感じで休めるようにしてあるのでしょう。
ちなみに扉の向こうは更衣室になっており、かつてデッキだった部分の空間を有効に活用しているようです。


一方、反対側、洗面所寄りの車端部にはカラオケ装置が置かれています。今回は団体利用ではないので使用中止の張り紙がしてありました。
もっとも、曲本を見たところ、最新の曲が2000~2002年くらいの頃の「懐メロ」でしたが・・・。局本のそばにはカラオケのリクエストカードも数枚置いたままになっていました。


さらにデッキ寄りには冷蔵庫も置いてありました。宴会の際には必須の設備ですね。


デッキ周り。仕切り扉も和室風の開き戸になっています。洗面所も自動水栓のものになっています。ただお湯が出るかどうかは分かりません。
客扉の車内側はなんとワインレッドに塗装されていました。こういう部分は外から見るだけでは分かりませんね。といっても、模型では表現できない部分ではありますが・・・。


隣の車両(キロ29 551)に移動してみると、すでに通路部分にふたがされて畳敷きになっていました。この列車では、車内の移動の際は自分の靴はビニール袋に入れて備え付けのスリッパを使うよう案内されていました。
キロ59とは特に車内設備面では変わりありません。ただし連結面を境にして室内配置が線対称になっており、2両とも通路が山側、畳敷き部分が海側を向くようになっています。

「ほのぼのSUN-IN」は普段は通路が海側を向くように運用されていたので、この運転の際には方向転換が行われていたようです。座敷から海側の車窓が楽しめるように配慮がなされたのでしょう。

この後もいろいろとあれこれ車内を観察していると、遅れていた「サンライズ出雲」が到着、乗り換えの乗客が乗り終えたところで発車の時刻となりました。

以下、その5に続く・・・

コメント
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