いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

一畑電車で「鉄初め」

2014年01月12日 | 日々の出来事

もうタイミング的には少し遅いですが、新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、この年末年始もいつもどおり鳥取の実家に帰省していましたが、
今回は青春18きっぷを使って帰省したので、その残り回数分を使って正月早々出かけてきました。
いつもなら大体余部とか兵庫方面に行っていたことが多いのですが、今回は相対的に出かけることの少なかった西方面へ。

ということで、米子、松江を通り越して出雲市まで、去年初めて乗車した一畑電車を再訪してきました。

出発は山陰本線始発、鳥取5:26発米子行きで。普通列車なのでたっぷり2時間以上かかります。
急行だいせん廃止代替の快速が今でもあれば・・・。

休日ダイヤでしたがこの列車は4連で、前から2両目は姫新線色の車でした。車内座席のえんじ色モケットは茶色のそれに交換されていましたが。
最近は帰省するたびに見慣れない車番の首都圏色キハ47が増えている(=姫新線色の車両の塗り替えが進んでいる)なあと思っていましたが、
いまだそのままの塗装で走っているものもいるのですね。

米子からは松江行きの普通に乗り、、松江からは別料金を払って特急で「ワープ」して出雲市まで。
乗り換えて電鉄出雲市駅で一畑の一日乗車券を買い、元南海21001系の3000系に揺られて北松江線と大社線の分岐駅・川跡に到着。
川跡駅は松江・出雲両方向からの大社線に乗り換える人でごった返していました。
初詣期間中なので地方鉄道にしてはものすごい混雑でした。

そんな中やってきたのは

元京王5000系の2100系の4連。しかも京王カラー復刻編成+「ご縁電車しまねっこ号」編成というなんともネタな組み合わせでした。
普段は2連ですが、多客輸送対策として初詣期間は4連(途中ドアカットあり)で川跡~出雲大社前をピストン輸送しているのでした。


「しまねっこ号」の車内にはしまねっこの等身大?人形が鎮座しており、乗客の注目の的となっていました。
内外装ともに強烈な個性を放っている電車です。

さて、これに乗って出雲大社に行きお参りをしてこようかと思いましたが、あまりに人が多かったので断念。
結局夕方まで乗車・沿線で撮影をしていました。
多客輸送のため増発をしていたので比較的効率よく撮影できましたが、あまりの混雑でダイヤは十数分ほど遅れていました。


大社線シャトル運行中のしまねっこ編成+京王編成
ピンク色ベースのしまねっこ編成はなかなか派手です。これもじきに鉄コレで製品化されるとか。


有名な稲生神社参道の鳥居群と
確か、ここはいつぞやのNHK連続テレビドラマ小説「だんだん」のオープニングにもアニメーションながら登場していたはず。
電車の奥が稲荷神社の本殿で、線路が参道を横切っていることになります。神社の石柵には「奉寄進 一畑電鉄会社」とありました。
赤鳥居のいわゆる「お稲荷さん」ですが、同じ読みでも表記が「稲生」となっているのはかなり珍しいのだそうです。写真を撮る前にご挨拶ということでお参り。


2100系の一畑旧型車(自動ドア)塗装復刻編成
京王カラーよりも地のクリーム色が黄色っぽいです。この編成は電鉄出雲市~出雲大社前の直通列車でした。


川跡駅での4並び
左から通常塗装、しまねっこ編成、イベント編成、南海カラー復刻編成と、まるで模型のような並びです。
ちなみに一番左の3000系は休憩所として車内開放の上、ずっと留置されていました。


超逆光ですが高浜駅近く沿線のある保育園に保存されているデハ1形3、6と電鉄出雲市行きの5000系
同じ形式の車両が2両も同じ場所に保存されているとは驚きです。この2両は微妙に形態が異なるようでした。
まるで複線のすれ違い風景のように見えます。2100系の旧型車復刻塗装編成との並びもいずれ撮ってみたいです。


・・・とこんな具合で午前中から夕暮れまで乗り撮りし、帰りは出雲市まで戻って米子行きの普通列車に乗りました。
この列車も2両中1両は姫新線色でした。いったいいつまで走るのやら。

米子からは快速とっとりライナーで一気に鳥取へ。このとき乗車した編成は

偶然にも、まんが王国名探偵コナンラッピング編成でした。これもいつまでこの姿で走るのでしょうね。
それにしても西日本は車両にラッピングする際は基本的に車体全体に施すフルラッピングがよく見られますね。
東京近辺では屋外広告物規制条例のせいだとかで、ワンポイント程度のラッピング車両しか見られないのとは対照的です。

というわけで、新年早々から朝から晩まで列車に乗ったり撮ったりという一日でした。
一畑電車は機会があればまた訪れてもっと撮影などしてみたいです(以前も同じこと書いたかも・・・)。