いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

片台車駆動・鉄コレ動力で工作(その3・キハ65 601編)

2013年07月13日 | 鉄道模型のあれこれ

鉄コレ動力を使って気動車の先頭T車を動力化する工作の3発目です。
果たしてこの類の工作の需要があるのかどうかは微妙ですが、
今回のネタはちょっとマニアックな運転条件だった以前の2つ(キハ181形HOT7010形)に比べると多少は使えそう(?)かもしれません。



さて、今回の動力化の種車はタイトルにもあるとおり、
キハ65 601、いわゆる「エーデル丹後」の展望先頭車です。

「エーデル丹後」・「シュプール・リゾート」編成のキハ65形600・1600番台車の模型は合計6両まとめてマイクロエースから1つのセットとして製品化されていますが、
動力車は貫通型先頭車のキハ65 1611に設定されているため、製品そのままでは「エーデル丹後」編成のキハ65 601・1601のみの2連で走行させることは出来ませんでした。

しかし、実車では特急「エーデル丹後」でデビューした当時はもとより、後年の団体列車や臨時列車などでも601・1601コンビはよく見られたこともあり、
模型でもこの2連で走行する姿を再現したい・・・、ということで工作開始。

基本的な工作内容としては前出の2つの作例と変わるところはありません。
連結面側の台車とその付近の床板を片台車駆動の鉄コレ動力(今回も15m級のものです)のものに切り継いで置き換え、走行を可能にするというものです。



で、いきなり完成写真ですが、詳しい加工のことについては以前の作例をご覧いただくとして(丸投げ・・・)、
大体こんな感じで動力を組み込むことが出来たら、展望先頭車の2両で走行できるようになります。
もちろん運転台のライト類が点灯する機能はそのままです。

気になる走行性能ですが、動力化した601に相方のT車の1601を連結し2両で運転する程度であれば、
ある程度の勾配がある線路でも難なくクリアできました。もとが鉄コレ動力ゆえ、スローもよく効きます。
平坦線ならT車4両くらいはとりあえず動かせたので、実車の編成パターンを考えた場合、
このくらいの性能でまあまあではないかと思います。

ただし、動き出しの電圧が製品オリジナルの動力車よりだいぶ低く、それらと併結しての協調運転はしないほうがよさそうです。
したがって、例えば「シュプール・リゾート」編成や485・183系のM車などと併結して走らせる場合は、
601の床板を別のT車の床板(キハ65 701など)と差し替えてやったほうがよさそうです。
まあ、もともと展望先頭車だけで走らせるというのがこの工作の目的なので、他編成との併結に関してはある程度の割り切りが必要ですかね・・・。

なおテンプレ的な文言ではありますが、この記事などを参考に車両を加工される際は、くれぐれも自己責任にてお願いします。

余談
先日サークルで行った某運転会でのひとこま


留置線に並ぶエーデルたち(うまく撮りきれていませんが)

この運転会では試運転も兼ねて、動力化した「エーデル丹後」編成を走らせました。
キハ181やHOT7010を単行で走らせたときは明らかに「おかしい(笑)」列車と分かるので、まわりの皆が「なんだこれ!?」となるのですが、
今回のエーデルの場合はとりあえずきちんとした編成になっているので、皆に怪しまれずにすみました(笑)

しばらくレイアウト上を走らせていると、何人かが気づいたのか、「・・・!?」という顔をしていました。

ただ、走らせるのに夢中でせっかくの走行中の写真は撮っていないというオチが・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする