いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

1/3 帰省時の小ネタ(続き)

2012年01月30日 | 日々の出来事

前回の帰省した時の話の続きです。

これは1月3日のことですが、ある人に後藤工場にまだ「ゆうゆうサロン岡山」の12系などの廃車車両が解体されずに留置されているという話をたまたま教えてもらったので、どんなものかと思い後藤まで見物に行ってきました。


後藤駅のホームから望遠で車両所の中を覗いてみると、「ゆうゆうサロン岡山」だけでなくDD51や昨年の一時期に「こうのとり」で使用された日根野区の381系が留置されていました。
381系はもう既にガラスやライト類などが取り外されてほぼ車体だけの状態に見えますが、DD51や12系はまだ外観的に変化はなさそうです。
右のクハ381ですが、特急シンボルマークがないと東日本の183・189系のように見えますね。
手前のAU13クーラーはキハ65、あるいはキセに出っ張りのあるタイプはキハ181系のものでしょうか・・・。


境線側の側線群には展望車と中間車が1輌ずつ。こちらもぱっと見変化はなさそうな・・・。
「ゆうゆうサロン岡山」は昨年の9月か10月ごろに後藤に廃車回送されてきたはずですが(おろち号用のDE15との組み合わせが話題に?)、エーデルや「ほのぼのSUN-IN」など今までの例にもある通りやはり解体着手までには諸事情あって時間がかかるのでしょうかね。
どうせなら展望車1両くらいは津山の扇形庫に保管してほしいですが・・・。

こちらは工場脇の公道からDD51。ナンバーは下関所属のDD51 844でした。
JR西日本が保有するDD51で唯一の800番台車でしたが、昨年9月に宮原からDD51 1043が転属してきたために玉突きで廃車となったようです。
旅客運用では「SLやまぐち」などでアシスト役、時には蒸機の代走として活躍することが(たぶん)多かった844号機ですが、このときは最初の写真の通り「ゆうゆうサロン岡山」の中間車2両と連結した状態で留置中でした。工場内の入換の都合でこうなっているのでしょうが、もしかするとかつての活躍を偲んでのちょっとした演出?

そういえばTOMIXのDD51重連形(B寒地仕様)におまけ的に844のナンバーとやまぐち号のヘッドマークが収録されていますね。ただしプロトタイプが異なるため、実はそのままでは使えないというオチが付きますが・・・。
車体の形態的にはたしかKATOの800番台が適合するはずです。
実車をちょっと観察してみると、屋根上に乗った無線アンテナ、タブレット関連装備のないキャブ側面、3分割タイプのラジエターカバー、正面手すりの朱色塗りのSGホース掛け・ジャンパ栓受けなど、近年の後藤のDD51では見られない特徴がありました。

後藤で一通り廃車車両を観察し終えた後は、米子から特急に乗って鳥取に帰りました。
自由席の最前列が空いていたので前面展望を楽しむことができましたが、ふと気付いたのは線路周りの草や灌木がきれいに刈り払われていたこと。
倉吉より東の区間では線路脇に加えてトンネル坑口の上までも刈り払いがなされており、これがお召し列車が走った名残かと思いました。


さて鳥取に到着すると、ホーム向かいののりばには何やらやたら派手派手しい車両が。
正体は山陰海岸ジオパークPRのために全面ラッピングされたキハ126-11・1011でした。
基本的には共通運用で「山陰海岸ジオライナー」にも運用されるのでしょうが、このときは西出雲行きの「とっとりライナー」に充当。ジオパークとは真逆の方向かつ通常運用上一番遠いところまで行ってしまうという結果に(笑)
これも狙ったわけではなく偶然見られたのでラッキーでした。


前面も普段見慣れたブラックフェイスに赤帯のデザインとはイメージが一変しています。
ステッカーの波模様からして今の鬼太郎列車シリーズに何となく印象が似ているような。
キハ126系の車体ラッピングは過去にもスポレクのPR(トリピーのデザイン)として行われたことがありましたが、フルラッピングはこれが初めてではないでしょうか。
これだけ大きな車体に歪みなく一様にステッカーを張り付けるのは、さぞ大変な作業だろうと思います。
今年の春ごろには北栄町つながりで「名探偵コナン」のラッピング車が山陰線に出現するらしいですが、果たしてどんなデザインになることやら。

最後に、

鳥取駅前の地下道で見かけたポスター。
山陰線開通100周年ということで、鳥取県立博物館で企画展が開かれるそうです。
会期的に行けそうもないと思っていたところ、今年の大学鉄研の冬合宿が天橋立と湯村温泉(近所・・・)で行われるそうなので、その行きか帰りついでに寄ってみようかと思います。
さらについでに「ビクトリーはくと」も見ておくかなぁ・・・。


1/29 遅ればせながら・・・

2012年01月29日 | 日々の出来事

ご無沙汰しております。久々のブログ書き込みです。

大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年末年始は帰省でドタバタ、つい先週まで大学の期末試験だったためブログを更新出来ないままでいました(汗)

さてあまり新しい話ではありませんが、今回は鳥取に帰省していたときのことを少し断片的に書いていこうかと思います。あれやこれや書こうとするとまたぐだぐだになりそうなので・・・。


昨年から今年にかけての年末年始は2010年から2011年にかけてのそれに比べると、雪も少なく穏やかな天候でなによりでした(というかあの時が異常だっただけのような気が・・・)。
写真は2011年大みそかの西鳥取車両支部です。奥の方に見慣れないDE10(DE10 1058)がいますが、乗務員訓練か何かで鳥取に来ていたのでしょうか?

そういえば昨年12月下旬ころから鳥取のイラスト車であるキハ47 146と1112がペアになった状態で運用されていたらしいですが、自分もちょうど元日に鳥取駅で偶然見ることができました。

同じイラスト車が2両揃っていい編成美ですね。
この組み合わせはぜひ見てみたいと思っていたので、運良く出会うことができて良かったです。
元日ということもありちょっとしたお年玉をもらった気分でした(笑)
せっかくなのでユニットはこれからもこの状態で固定して運用してほしかったと思うのは自分だけ?


こちらは別の日に鳥取駅で見かけたときのものです。1月4日の朝に鳥取駅から列車に乗るときにキハ47 146を見たのですが、そのときにはもうイラスト車同士のユニットはばらされてしまっていました。
次にこのイラスト車同士でユニットを組むのはいつのことやらといった感がありますが、もしかするとそれより先に次の検査で朱色5号の一色塗りに戻されてしまう気がしないでもないです。
国鉄末期からJR初期にかけて山陰地区に登場したイラスト列車最後の生き残り(だと思う)ということで、末永くこの塗装で走ってもらいたいものですね。


さてこちらはいきなり何だという感じの写真ですが、これは若桜鉄道八東駅の復刻された貨物側線に置かれている有蓋緩急車のワフ35000形35597です。
昨年の秋ごろに宇都宮貨物ターミナルから遠路はるばる八東駅にやってきたワフ35597ですが、これも帰省した折にはぜひ見に行ってみたかったものの一つでした。で、正月早々に朝の若桜鉄道の列車に乗って八東まで来たはいいものの・・・。
ショボーン(´・ω・`)


見た感じ補修途中ということなのか、ワフはブルーシートをかけられて保管されていました。謎の青いかたまりといった様相を呈している中で(?)、連結器や開放てこがこれが貨車であることを主張しているように見えました。
姿が見られなかったのは残念ですが、しかしこうしてきちんとカバーをかけられているということは大切にされている証拠でもあるかと思います。
また別の機会に船岡の竹林公園にいるワフ29500形と併せて見に行きたいですね。
ずいぶん身勝手なのを承知で欲を言えば、八東駅の貨物側線にはもう1、2両は貨車があってもいい感じがします。
どこかに下回りまで残っているワムやらトラやらでもありませんかね・・・。


ちなみに隼駅のオロ12 6は最近補修がなされたそうで、車体の一部がパテの塗られた跡でまだらになっていました。
また屋根上のベンチレータやAU13形クーラーにはやはりカバーが掛けられています。
やはり腐食防止には防水対策が必須ですね。


一方若桜駅にいる12系は雪をかぶった状態で留置線に止められていました。
でもこっちの12系には隼駅のそれと同じように屋根上機器にカバーが掛けられていたのだろうか・・・。
若桜にやって来たばかりの昨年夏ごろには1両と2両に分けて留置されていましたが、さすがにあれは暫定だったようで今はちゃんと3両揃って留置されています。
若桜鉄道ではSL列車復活の前段階として、約3年後をめどにディーゼル機関車(DE10か何か?)に12系を牽引させて観光列車を運転する計画があるそうです。その時が来るまでこの3両は静かに待ち続ける・・・といったところでしょうか。

いずれにせよ数年後の若桜鉄道が楽しみですね。個人的には蒸機牽引の列車もそうですが、ディーゼル機牽引の客車列車のほうがもっとアツイ!と思います(笑)
この構想が1日でも早く実現するように、若桜鉄道に乗車した折には募金などささやかながら支援をしていきたいと思います。

参考:日本海新聞・若桜鉄道にSL列車走らせよう 構想具体化へ
(http://www.nnn.co.jp/news/111206/20111206007.html)

・・・最初はさらっと書いて終わらせるつもりだったのですが(汗)、結局毎度のようにぐだぐだと長くなってしまったので続きます。