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いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

新余部橋りょうのプッシュプル列車とキハ181系並び

2010年09月11日 | 撮り鉄記録

さて、もう半月ほど前のことになってしまいましたが、8月も中盤を過ぎたとある金曜日、青春18きっぷを使って山陰線を豊岡方面に出かけてきました。


最初は鳥取から豊岡までまっすぐ行こうと思っていたのですが、途中の香住駅に列車が到着すると、
隣の線路に夏姿のDE15形が停車しているのが見えました。
最初は単機回送か何かと思い、停車時間が長いのをいいことに隣のホームまで見物に出てみると、
なんと機関車の後ろには連なるホキ800形が。その上、最後尾にはもう1輌DE10形が連結されています。


つまりプッシュプル列車!(実際は最後尾の機関車はぶら下がりだったかも)こんな列車を見てしまった日にはテンション急上昇です(笑)

結局その後の予定を変更して香住駅を反対方向に出る列車に乗車。
18きっぷならこういう予想外の事態にも柔軟に対応できるのでいいですね。


その後鎧駅で後続のDE15+ホキ800+DE10の編成を撮影。
撮影後すぐ、鎧駅の脇から出ている「たかのすの森遊歩道」を1.5km走って余部橋梁が俯瞰できる展望台まで行きました。
この遊歩道は遊歩道という割には急勾配やアップダウンの連続なのですが、折り返しの列車に間に合うようにかなり無理して走りました(笑)
結果的にはその必要はほとんどなかったのですが。


そして無事に折り返しの列車を撮影。餘部駅から再び豊岡行きの列車に乗車し、本来の目的地に向かいました。
今回のこのプッシュプル列車は、往復ともホキ800に積み荷が無かったのでハンドル訓練列車だったのかもしれません。
それにしても、事前情報も何もない状況で偶然にも新余部橋りょうをゆく姿を記録することが出来てとてもラッキーでした。

ちなみにこの日の本来の目的地とは、山陰本線の宿南信号場でした。
ここでは特急はまかぜ3・4号の行き違いが設定されており、キハ181系同士の並びが見られるのでした。
猛暑日の炎天下、熱中症になりかけながらふらふらと最寄の八鹿駅から4キロほど歩き、行き違いの時間には何とか間に合って撮影。


正直あまり見られたようなものではないですが、出来はともかくキハ181系の並びを記録できただけで自分としては満足でした。
ちなみに撮影後は一緒に撮影していた方が豊岡駅まで車で送ってくださいました。
送ってくださった方にはこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

この日は山道を全力疾走したり、炎天下の中をずっと歩いていたりと、だいぶ無茶をして体にこたえたハードな一日でした・・・。


9/14 思い立ったが吉日2・海を渡って久留里線

2010年02月24日 | 撮り鉄記録

さて、時は少しさかのぼって9月中旬、夏休みもそろそろ終わりに近づいた頃ですが、それでも家でずっと過ごしているのも何なので比較的近くにありながら訪れることのなかった千葉県の久留里線に出かけてきました。

そんなわけで思い立ったが吉日、前の日の晩に行こうと思い立ち、翌朝は早起きして品川駅から東京湾アクアライン経由の木更津行き高速バスに乗車しました。
海を渡ってショートカットするので、京葉線や総武線経由よりも早く木更津駅に到着することができます。
ついでに東京湾アクアラインも初通過です。今まで鳥取から羽田空港に着陸する飛行機の中からは幾度となく眺めてきたのですが・・・。

そうこうしているうちに木更津駅に到着。早速切符を買ってホームに移動します。今回の旅行の目的は久留里線に乗車することもさることながら、JR線ではもうここだけとなったキハ30形に会うことでもありました。
朝の7時21分に出発する上総亀山行きの列車は気動車4両編成で運転のため、おそらくキハ30も1両はいるだろうと踏んで早朝に家を出たのですが、果たして・・・


いました。キハ30形。しかもしょっぱなから先頭が国鉄気動車標準色のキハ30 98とはラッキーです。現在は木更津のキハ30はすべて国鉄気動車標準色となっていますが、このときはまだキハ30 98の1両だけでした。


ちなみにこの4両編成の最後尾はキハ37形でした。米子にいた首都圏色のキハ37 1・1001は残念ながら解体されてしまいましたが、久留里線ではまだ3両の仲間が頑張っています。

ところでこのキハ37形も国鉄時代の登場時の塗装である赤色(首都圏色にあらず)に復元されるのでしょうか?

しばらくして久留里駅を定刻に出発した列車は、途中駅で学生をどんどん乗せながら走っていきます。しかしながら、その学生たちも久留里駅でどっと下車してしまい、4両編成の列車は一気にがら空きになってしまいました。

さて、ここ久留里線で活躍している3両のキハ30形はなんと未だに非冷房車となっており、天井の風洞のない深い丸屋根の形状がよくわかります。吊り皮を支える金属棒の金具の形状もどことなくレトロ感が漂います。
前述の通り冷房がないので、少し窓を開けて外の空気を入れておかないと車内が「むわっ」とします。


キハ30系で特徴的な外吊りドア。車内から見るとこんな形状になっていたのですね。


さらにそのドア近くに取り付けられている半自動ドアスイッチ。八高・相模線時代の名残かと思いますが、これは今でも使っているのでしょうか?
ボタンの形状も何となくちゃちで、古さを感じさせます。


列車は房総半島らしいなだらかな丘陵地の中を右へ左へと進んでいきます。
それにしても久留里線の線路は猛烈に草生しています。夏場だったからかもしれませんが、これでもしもレールが錆びついていたら、なんだか廃線跡のような雰囲気です。



やがて列車は終点の上総亀山駅に到着しました。上総亀山はホームの有効長が短いので、4両編成の列車は盛大にはみ出して止まっています。


見た限りでは駅の周りにはこれといって特に何もなさそうで、住宅や田畑があるだけののどかな「村の駅」といった感じです。線路際には何本か桜の木が植えてあり時期が来れば美しい景色が広がることでしょう。
小ぢんまりとした駅舎や、比較的狭い敷地に数本の線路が並ぶさまはいかにも模型的な終着駅の光景です。



駅の近所にはコスモスの花が咲いていました。


しばらくして折り返し列車の発車時刻となったので、ここからひと駅乗り、隣の上総松丘駅で下車しました。
駅前を走る国道を上総亀山方面にてくてく歩いて行き、しばらくすると線路を渡り越している個所に出てきます。もっとも、渡り越しているというよりは線路の上の細い尾根筋の上に国道がつくってあると言ったほうが正しいのですが。

ここの個所は国道でありながら道幅がたいへん狭く、軽自動車同士でもすれ違いが困難なほどです。また、路肩も弱いようで、行き違いで変に路肩に寄ってしまうとその部分が崩れてしまうかもしれません。
おそらく国道の車道としては全国トップクラスの狭さではないかと思います。

ちなみに近くにはこんな素掘りの隧道もあります。なんでもこの隧道、現役の国道隧道としては日本で2番目に古いのだとか・・・。ちなみに房総半島は地質が比較的安定しているのか、素掘りの隧道があるのは珍しくないそうです。


さて、しばらくして上総亀山行きの列車がやってきたので、先ほどの場所で写真を撮影。

写真の出来はともかく、いい撮影ポイントだと思います。

その後は辺りを散歩したり別の列車を撮影したりして時間をつぶし、上総松丘駅から木更津駅に戻りました。
途中の交換駅ではタブレットの交換も見られました。腕木式信号機こそないものの、久留里線は今でもタブレットによる閉そく方式を採用している貴重な線区です。
東京や千葉からさほど離れていない場所で非自動閉そく方式が堅持されているのもなんとなく不思議な感じがしますが・・・。


木更津の駅そば屋で軽く昼食を取った後、駅の周りを適当に散歩したり、車両基地をのぞいたりしてさらに時間をつぶします。


久留里線色のキハ30形。今ではもう見られなくなってしまいました。車両の塗装が国鉄色に復元されるのはうれしいと思う一方、他方ではこうした地域カラーが消えていってしまうのもちょっぴり寂しいような気がします。


房総色の209系。今ではもう運用を開始して各所でその姿が見られますが、このときはまだ運用開始前でした。どうやら乗務員訓練を行っていたようです。


キハ37とキハ30。いずれは久留里線にも新型車両が入ってくるのでしょうか。そのことについては賛成も反対もしませんが。

そしてそろそろ日が傾いてきたころ、昼間は車庫で寝ていた国鉄色のキハ30が動き出したので駅近くの陸橋から撮影しました。


この一枚を撮影したところで久留里線の旅を終了、木更津駅前から出る東京湾アクアライン経由の品川行き高速バスに乗って帰宅の途につきました。
例によって早起きがたたってバスの中では爆睡してしまいました(笑)


7/30 朝から撮影

2009年07月31日 | 撮り鉄記録
昨日は久しぶりに朝からいい天気だったので、バイトに向かう途中に少し寄り道。京王井の頭線高井戸駅で少し撮影してきました。
自分は一時期井の頭線で通学していた頃があり、その時は写真を取ろうと思っていてはいたものの「いつでも行ける」と思ったまま結局行かずに終わっていました。まあなんというかお約束みたいな感じですね(苦笑)。いつでも行けるのなら今すぐにでも行けばいいことは分かっているのですが…

さて、そういう訳で2分に1本というすごい割合で列車が来る朝ラッシュ時の井の頭線を撮影。まだまだヘタクソな腕前のために、微妙にピンボケだったり明るさが妙だったりと色々とやらかしていて、本格的な撮り鉄の人からお叱りを受けそうな写真ばかりです(汗)。

 

結局1時間ほど撮影してバイトに向かいました。もっと練習しなければと思いつつ、コンデジ撮影にはやはり限界があるのだろうかとも思ってしまいます。まあ自分が満足できる写真が撮れれば特に気にしないのですが…