醉蝗茶房

80's&水滸&異常な日常

工作その2(羅宇っす)

2008年09月24日 01時41分18秒 | 漢のこだわり
この前も煙管関連で工作の話しましたけども、今日は羅宇っす。
羅宇ってのは煙草のフィルターと同じなんで、消耗品になるっす。
昔は羅宇屋さんて羅宇掃除&交換の専門の職人さんがいたんすけど、流石に煙管使う人もいない今はいないっすね。(浅草辺りにはまだいるらしいって情報もあるらしいけど)
この羅宇竹自体も職人さんが専門加工したもんだけど、そっちの職人さんももういないらしいっす。

となれば、職人さんの仕事には到底及ばないのを承知でも、自分で作るしかあるまい。
て、ことで、自己流羅宇作りの手順を(笑)

1.竹の油を抜く。竹はダイソーでガーデニング用で売ってる奴とかでも良いっす。それだと、最初から60cmに切ってあるし、適当に乾燥してし、油も抜いてあるんで丁度良いかも。ただ、細目の煙管でないと太さが合わないかな?油抜きしてない竹の場合、ちっと火で炙って油が浮いてきたら布で拭き取るっす。熱くなるので軍手か何かすること。炭火が良さそうな気がするけど、手間が大変だよね(^_^;

2.お好みのサイズに竹を切る。お好みだけど、寨主は10cm前後。竹は切り難いんで、鋸の目は細かい奴で。切った時、皮が多少剥げちゃっても良いっす。

3.そのままだと狭いか塞がってることもあるんで、ドリルで穴を広げる。最近は100金でもドリルのビット売ってるんで、4mmくらいのが良いかな?普通にホームセンターとかなら、長さの長いドリルビットもあるんでお勧めだけど、一本1,000円以上なんで財布と相談して(笑)普通のビットだと、両側から広げに行かないとダメだし、その後太い竹籤か細い丸ヤスリで中通ししないといけないんで、ちと面倒かも。

4.竹の皮を剥ぐ。これがあるんで切る時適当でも良いのよね(笑)竹の皮は、横に切った時、竹の表面が縦にめくれると思うんだけど、あの厚さが皮っす。カッターだと刃が薄すぎて皮剥ぎ難いかも知れないので、肥後守とかが向いてるかも。肥後守って知ってるよね?日本のナイフっす。昔はこれで何でもやったもんよ(笑)竹に対して鋭角に刃当てて剥いでくと簡単っす。あんまり力入れると竹の身まで刃が入っちゃうので、滑らすようにね。

5.ヤスリで仮仕上げ。4の状態でも結構綺麗に上がってると思うけど、念のため軽く細かい紙ヤスリで仮仕上げすまっす。

6.このまますげ替えても良いっす。
すげ替える場合は、雁首と吸い口に加工した竹当てて見て、太ければ竹の先を削って、細ければ半紙等を巻きます。入れる時、ちょっと雁首・吸い口を火で炙ってから入れると良いっす。金属なんで、炙るとちょっと広がるから。

※今後の寨主の課題としては、そのままってのも芸がないので、工芸漆を掃いてみようかなと(^_^;;;

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