長岡育英センター・ブログ

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熱戦の百人一首とカタツムリ観察

2005-06-27 23:26:18 | きょうの育英


「ハイ!」と札に手を伸ばす。

百人一首で札を取る時には、足が上がってしまうのです。

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きょうの月曜日は、久しぶりに集団遊びでした。
3年生の考えたきょうの遊びは「百人一首」。

本当の意味での「集団遊び」とは違うかも知れませんが、
でも、彼らが一生懸命考えた遊びです。

「先生、詠んで」というので、いっちょ楽しんでやっちゃり
ましょう!と川上も協力することにします。

で、ばんばん詠みました。

あちこちで取れて大騒ぎする声と、なかなか取れなくて、
半泣きになる人など、夏の百人一首大会も悲喜こもごも、
楽しみもそれぞれです。

さすがに3年生は強かったです。上の句を聞いて、すぐに
バシッと取れる人が何人もいて、見ていて気持ちいいほど
なのです。

一方で、まだあまりセンターでの百人一首遊びを経験して
いない1年生は、なかなか取れなくて悔し泣きをする人も
いました。

「まだ詠み終わってないのに取るんだもん…。」

確かに、百人一首は理不尽に見えるかも知れません。
まだ詠んでもいない部分が書いてある札を取るんですから。

そんな悔しがっている1年生に言いました。

「大丈夫、1年生の今から百人一首をやっていけば、
1月までには強くなるよ!」と。

それから
「3年生だって、君たちくらいの頃は、ずっと取れなくて
悔しい思いをしてきたんだ。きっともっと取れるように
なるよ。」と。



「これでいいですか?」
取った札は、先生に確認で見せるのがルール。



人気の札は、
「紅葉の錦/神のまにまに」

みんな、「まにまに」で覚えてます。
1年生、秀一郎さんもget!

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百人一首の後は、裏の畑のひまわりを見に行きました。

ようやく降った恵みの雨に、嬉しそうに葉っぱを
広げています。理さんと陸さんも嬉しそう。



玄関先には、ペットボトルに入ったカタツムリが。
それは、3年生の翔さんの忘れ物でした。

逃げようとしているので、中に入れようと触ると、
ヌルリとしています。

「うわっ、キモい!」と言って、手を離しますが、
このままではカタツムリが逃げてしまう!
どうしよう、この口から出てきたのか。
それにしても、なんて動きだろう。歩いた後は、
ヌメヌメしているし。ひゃぁ~。といろんなことを
見始めたら気になるので、玄関から中の部屋に持ち込み
ました。

さっそく、角を出したりヌラヌラ動いているカタツムリの
観察です。

「先生!ナメクジもいたよ!」と誰かの声。

川上は、
「カタツムリはいいけど、ナメクジはいりません!」
と言いました。

しかし、どうして殻があるかと無いかの違いくらいで
こうも嫌われるのかを考えると、ナメクジがかわいそうな
気がしてきて、図鑑で調べることにしました。

素朴な疑問ですが、カタツムリの殻は、生まれた時から
小さいけれどついているのですね。はがすと死んでしまう
そうですよ。

決してナメクジがヤドカリのように貝殻を見つけて
かぶって、或いは背負っているのではないのです。

ちなみに、ナメクジとカタツムリは、一見すると仲間の
ようですが、別々に進化した生き物だそうです。

で、ナメクジとカタツムリの違いは、ちょっと忘れたので、
また明日調べてきますが、ともかく川上はカタツムリは
いいけど、ナメクジは嫌いです。

昔、お墓参りに行った時に、たまたま手を付いたところに、
グニャッとしたものが触れて、それがナメクジだったと
いうのもあります。

また、山に行くと、犬のウンコほどもあるような、大きな
ナメクジが山道に転がっていることもあり、あれは勘弁
できません。いやだ。

おまけに、フランス人がエスカルゴを食べるってのも、
いやだ。なんであんなものを……。

だから、料理屋で出てくる貝で、中身を楊枝で刺して
引きずり出して食べるっていうなんとか貝も、川上は
好きではありません。小さい頃に、カタツムリをたくさん
見たからかも知れませんね。



それはともかく、目の前にいるカタツムリが面白くて、
観察を続けます。

目の前のそれは、全長3cmほどで殻も小さくて、まだ少し
透き通って見えるようで、みんなの意見では、きっと
子どものカタツムリだろうということでした。

カタツムリはのろいと言いますが、カメラのアップで
見ていると、それがなかなか早いのです。
すぐにフレームからはずれるほど。

そこで、速度を測るために定規の上を歩かせることにしました。
カタツムリはすごいのです。こんな狭い定規の上も
器用に歩くのです。ヌラヌラと、ベットリした分泌物を
塗りながら、上手に綱渡りしていきます。



このスピードは、最も速い時でおよそ5秒で1cm進みました。
つまり、2mm/s(秒速2mm)。

数回繰り返すうちに、平均でおよそ6~7秒で1cm進むことが
わかりました。つまり秒速1.4mm~1.7mmほどの速さ。

10cmを進む速さでは、およそ1分20秒でした。つまり80秒。

これらの速さを時速で表すと、
2.0mm/s=72.0m/h
1.7mm/s=61.2m/h
1.4mm/s=50.4m/h
1.2mm/s=43.2m/h

時速40mから70mですよ!!
誰が一体こんなに速く動けると想像しましたか?

カタツムリは、今ここにいたと思ったら、1時間後には
72mも離れたところにいるのです。しかも、24時間動き
続けたと仮定したら、ゆっくりでも960m。速ければ1728m。

つまり、育英センターから、長生橋のあたりまで軽く
行ってしまうほどの距離なのです。

たまげました。
恐るべし、カタツムリ。



しかも、意地悪して、こんな風にカタツムリの乗った
定規を垂直に立てても、すいすい登ります。

「あなたはスパイダーマン。」

いや、「あなたはスネイルマン」なのだ。



子ども達よりも、川上が喜んで観察していたのでした。
楽しいですね。

ちなみに、きょうあのあとカタツムリはそのままです。
あちこち這い回って、明日にはどこにいるのか、楽しみです。
ひょっとして、センター中を這い回って、明日はとんでもない
ところにいるかも知れませんね。

本当はよくないけど、ちょっと楽しみです。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上