遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

広角28ミリ

2008-05-22 23:16:07 | たわごと
今年辺りからコンパクトデジカメに広角28ミリ搭載機種がどんどん発売されてきました。去年まではほとんどのデジカメの広角端は35ミリ。デジカメでは35ミリから28ミリの間に大きな技術的壁があるのと、外国ユーザーには広角のニーズがあまりないのとでなかなか広角デジカメは開発されなかったんです。ただ、日本のカメラユーザー(特にスナップ撮影が好きなマニア)は広角が大好きなんすよ。日本のカメラマニアに待望されていた広角化にメーカー各社がやっと今年になって答えたわけです。観光地で人物を全身入れて普通に撮るには35ミリくらいでいいのですが、風景をきれいに入れようとすると28ミリが必要になってきます。
広角は小さなレンズでは難しいのです。画像の端がゆがみますし、周辺減光や色がずれたりするんですな。これまでまじめに広角デジカメを出してきたのはリコーとパナソニック。普通のカメラメーカーは広角デジカメには腰が引けてました。出したとしてもちょっとお値段高目の製品。リコーは安めの普及機も出してましたが、まじめなカメラ会社なので造りは凝りに凝ってます。それゆえか壊れやすい。(笑) パナソニックの広角は・・・まあ、家電メーカーですから・・・。それなりです。
僕の愛機NIKON P50は26800円で買いましたが、数ヶ月後には17800円。今はもう生産終了です。(笑) ニコンが久しぶりに出した広角28ミリのデジカメなんで、発売と同時に飛びついたんですよ。性能には満足しています。ニコンらしくカメラをマニュアルで扱える人に親切な造りになってます。このカメラが不人気だったなんてもったいない。僕が28ミリレンズを必要としたのは、上の写真のようにパラグライダーで飛行中に翼を撮ることがあるからです。35ミリだと翼がここまで入らないんですね。この写真で翼端がちょっと入ってるだけだと印象が全然違いますから。
今出てる広角デジカメで僕のお勧めはFuji F100fd、Nikon S600、Sony W170、Canon IXY910ISです。910ISはそろそろ次のモデルが出そうな時期でしたが、新しいカラーバリエーションを出してお茶を濁しましたね。新機種はちょっと待ってくれってことなんでしょう。PowerShot Sシリーズを復活してくれればいいのですが・・・。意外とプロが注目してるのがOlympus μ1030SW。10 m防水!ハウジング無しで水中で撮影可能。-10℃の寒冷地でも使えるという丈夫な造りでアウトドアで頑張れるデジカメです。

最近、パラグライダースクールのタンデムパイロットさん達が広角のデジカメでインターバルタイマーかリモコンが使えるカメラを探しています。飛行中にお客さんを撮影するためなんですが、けっこうこれっていう機種がないんですな。棒の先につけたカメラのシャッターをどのように自在にシャッターを切るかが問題なのです。そんな中、今日フジフィルムが新しい製品を発表しました。FinePix Z200fd。広角端は33ミリ・・・微妙ですなぁ。顔認識機能を応用したユニークな2つのタイマー機能がミソです。
1)恋するタイマー
二人の被写体が顔を近づけるとシャッターがおります。近づけ具合には3段階の設定があって、それぞれ「お友達」「仲良し」「ラブ」・・・。タンデムフライトで使う場合にはお客様次第で、顔の近づけ具合を変えれるという素敵な状況が生まれます。独身のタンデムパイロットにはうってつけの機能かも知れません。
2)みんなでタイマー
設定した人数の顔が認識されるとシャッターがおります。パラグライダーのタンデムフライトでは、パイロットかお客さんのどちらかが顔を隠していて、パッとカメラに顔を向けるとシャッターがおりるという・・・「いないいないバァ~」を空中で楽しむ余裕がある時にぴったり?!だめか??

今日のお酒は十代目の純米大吟醸。こんないい酒をたった4合瓶2100円で売っていいのかね?いつまでもマイナーでいてくれ~。

本日のお酒:十代目 純米大吟醸
コメント (3)
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