遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

田おこしの季節

2008-05-03 21:25:48 | PARAGLIDER
田んぼに水を張って田んぼを耕している姿がちらほらフライトエリアで見えます。そろそろ苗代から早苗を持ってきて植える時期なんですね。水田のおかげで荒れるはずの春の空に所々静穏な空域が生まれます。

今日の3本目のフライト。2本目は北を攻めたので南に向かった。風は北東風が強く入っていて、獅子吼エリアに背を向けて偏流飛行。稜線より上にいるからいいものの完全にリーサイドの状況。谷にはまればローターでたたかれる。高圧線の手前で街側に機種を向けて浄水場手前で振り返ったとき、一人寂しい空域で心の中でつぶやいた。

「あ、むり・・・」

街側は見事に下降風帯で上げられそうなところは林業試験場くらい。眼前に広がる水田が憎い。(笑) しかし、林業試験場でさえ北東の風にたたかれているという予想は見事に正解♪不時着できる休耕田を探すと獅子吼のゴンドラ駅手前の山側の田んぼに1反と2反の休耕田。2反の田んぼは山際ぎりぎりで侵入するには風向きが悪い。風に正対できるのは1反の田んぼ・・・。高度処理に入ったが、水を張った田んぼとそうでない田んぼや畑で上昇風や下降風でチョー複雑。ピンポイントで狙えない・・・・どうにもならない高度になって振り返りざま山際の2反の休耕田にターゲットを切り替えた。風を背負うことになるがこの方がピンポイントで正確に突っ込める。追い風は危険だけど・・・。着地直前にブレークコードを3回手に巻いて思いっきり引き込んでブレーキをかけたが、スピードを完全に殺せずに転びながら着陸。初めてヘルメットのお世話になったよ。グライダーは後ろに落ちたんで、まあ制動はかかってたんだろうね。すぐ側の田んぼで作業していた農家の方々の冷たい視線が不時着してきた僕を迎えてくれた。

すんませんでした。

上の写真はハイデルベルクのビアガーデンの看板です。深い意味はありませぬ。

本日のお酒:YEBISU THE BLACK + ROGER ROBLOT PETIT CHABLIS
コメント
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