滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

整骨院の改装 その4

2008年02月17日 | 建築
Photo

以前よりお話している整骨院の改装工事が、なんとかヤマ場をすぎました・・・。
当初予定していなかった2階リビングや寝室などの床の張り替え工事(張り替えと言っても、既設のフローリングの上に合板を張って、コルクタイルを貼るというものですが・・)が追加されたので、5日間ほど工期を延ばしてもらいましたが、それでも来週中には、ほぼ完成させるメドが立ちました。

それで今回紹介するのは、大工さんのこだわり収納スペースです。(まぁ、収納方法のこだわりではないのですがね・・)
以前にもお話しましたが、今回の改装では診療室と待合室共に壁はラワン合板の赤身だけを使用した市松貼りにしているわけです。玄関ヨコのデッドスペースを利用して収納スペースを設けているのですが、その収納スペースの中まで大工さんが、ラワン合板を市松貼りにしてくれたのです・・。しかも、収納スペースは鋭角な入隅をもつ形になっていて、その入隅まで綺麗に市松貼りにしてあるのです。(画像は、その収納スペースです。)

この収納スペースには扉が付くので、当然ですが扉が閉まっていれば、中の市松貼りは見えません。なので・・、私は普通にラワン合板を貼っておいてくれればいいですよと言っていたにも係わらす、収納を造るのにけっこう時間がかかっているなぁ・・と思っていたら、大工さんが「やっぱり、ここまでくれば収納の中も市松貼りでしょう・・」と言ってこう(画像のように)なった次第です・・。

もちろん大工さんに、そこまでしなくても良かったのに・・と言えるはずもなく、「収納の中まで、こんなに綺麗に市松貼りにしてくれるのが分かっていたら、扉をガラスにして中が見えるようにしたのに・・」と思わず言ってしまいました。(扉をガラスにすれば、中に入れているものが丸見えになるので、実際にはできるわけないのですが・・)
でも、そういう心意気で今回の仕事をやっていてくれたという事には、正直とても嬉しかったのも事実です・・。

それにしても、あの鋭角な入隅部分は、どのようにしてラワン合板を貼ったのかなぁ・・?
とりあえず、大工のKさんご苦労さまでした・・・。







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