滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

構造計算適合性判定に関する講習会

2008年02月19日 | 建築
昨日は、「構造計算適合性判定に関する講習会」を受講するために、大阪南港にある大阪アカデミアまで行ってきました・・・。
昨年6月に施行された改正建築基準法において、構造計算書偽装問題の再発防止策として、新たに位置付けられた構造計算適合性判定の業務を担う構造計算適合性判定員候補者となるための講習会だったわけです。(一般の方には、何だかよく分からないでしょうけど・・)

「講習会」という名目になっていますが、実際は午前中に簡単な適合性判定の進め方についての説明があって、午後からは演習(演習と呼ばれていましたが、これが事実上の試験です・・)が3時間あって、この演習で一定以上の成績を修めた者が受講修了者となり、構造計算適合性判定員候補者として登録されます。

もちろん、誰でも受講できるわけではありません・・。受講資格は、いくつかあって大学で建築構造に関する科目を担当する教授若しくは准教授とか、建築物の構造に関する分野の試験研究機関で試験研究の業務に従事し、その分野について高度な専門知識を有する者とか・・、あとは、一級建築士としての実務経験が原則となるうえで、6つ受講資格があり、その中の1つに[建築の構造設計又はその工事監理に係わる業務の実務経験が10年以上あり、かつ、責任ある立場で高さが20メートルを超える鉄筋コンクリート造の建築物等に係わる2件以上の実務経験を有する者]というのがあって、私の場合、現在は意匠設計活動を中心にやっていますが、もともとは構造設計を10年以上やっていたので、この受講資格があてはまり受講(試験を受けること)することができました・・。

特に、この講習会(試験)を受けて適合性判定員になる理由はなかったのですが、友人に誘われたのがきっかけで、どんな内容の試験なのか興味があったので受けてみることにしました・・。(仮に合格したら、私も少しは偽装防止に役立とうという気持ちもありましたけどね・・)
問題は5問あって、すべて記述で回答する形式でした。そのうち2問は構造設計に関する知識の問題で、残りの3問は構造計算書の資料を渡されて、適合性判定員の立場で、その構造計算書が妥当か妥当でないかを判定する問題だったのですが、これが結構むずかしかったのです。やはり適合性判定員の試験を甘く見てはいけませんでした・・。
昨日の大阪会場には、400人ほどが受講していたのですが、大半の人が難しそうな顔をしていましたからね。(私が、そう思いたいだけかも知れませんが・・)

それで結局、試験はできたのかって・・?
うっ、う~ん・・・。ご想像におまかせします。(だいたい想像がつくでしょ・・!!)









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