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滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

わが家から一番近い国宝

2010年10月17日 | アート・文化
この間までキンモクセイの甘い香りが何処からともなくしていたのに、もうキンモクセイの花も枯れ落ちてしまいました・・・。どんどん季節が流れているのですね。(当たり前の事ですが・・。)
先日、車の運転中に白い花が咲いているキンモクセイを見つけました。(キンモクセイは普通オレンジ色の花ですから。)私は初めて白い花のキンモクセイを見たのですが、ひょっとしたらあの木がギンモクセイだったのかも知れませんね・・。(ギンモクセイは、キンモクセイに似た白い花を咲かすそうです。)

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今日は、わが家から一番近い場所にある国宝を紹介します。わが家から直線距離にして約300メートルぐらいの位置にある「新羅善神堂」です。
大津市の掲示板に書かれているとおり説明しますと、堂は三間四方の流れ造りで屋根は檜皮葺きの美しい建物で国宝に指定されています。暦応3年(1339年)、足利尊氏によって再建されました。ちなみに、新羅明神は、園城寺の開祖智証大師の守護神で、本尊新羅明神坐像(非公開)も国宝です。

源頼義の三男義光がここで元服し、新羅三郎義光と名乗ったことは有名です・・。義光の兄は、さらに有名なあの八幡太郎義家です。(と言っても、歴史に興味がない方には有名ではないかも知れませんが。)
新羅三郎義光は、後に関東に下り、甲斐源氏の祖となり武田氏へとつながっていきます。歴史に詳しくない方でも、戦国大名の武田信玄はご存知ですよね・・。つまり武田信玄も新羅三郎義光の子孫という事になります。

私の微かな記憶では、映画「影武者」の中でも武田信玄の子である諏訪勝頼(確か・・荻原健一が演じてた筈です。)が「新羅三郎光義公より武田は敵に後ろを見せたことがない・・!!」と言って進撃して行く場面があったと思います。

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と・・まぁ、歴史の授業のような話になってしまいましたが、私は夕暮れ時に新羅善神堂の前の広場で、ボーッとしながら新羅の森の小鳥のさえずりを聞いているのがとても好きです。わが家から数百メートルしか離れていない所にこのような別世界の空間がある事に感謝しながら、今日も散歩の途中に立ち寄ってボーッと新羅の森の空を眺めていました。
(今日も心が癒やされました・・・。)


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