今日は、中学校のコンクール前のレッスン。合宿中のホテルに行って参りました☆
久々の合宿レッスン♪ちょっとわくわくでした!
地図を確認したら、分かりやすそうな場所。安心していたのですが。
もうすぐだな、あとは、曲がる場所さえ間違えなければ大丈夫だ!と、道路脇の看板に注意して、見落とさないように。
ここ右折、という看板がついに出てきたので、よしっ!ここだ!と、気合いを入れて右折しましたら、そこからが、果てしない、田んぼの中。周りは、田んぼ。畔道。ものすごく、細い。一応舗装はされていますが、ほぼ車幅ほどの道で、対向車が来たら、どうしよう……頭の中を、「脱輪」という文字が…。こんな先に本当にホテルなんてあるの?!
でも、ぽつりぽつりと、ホテルの名前と矢印の看板が、田んぼの中に、ただ立っています。
慎重に運転している私の車の周りを、絶滅危惧種に指定されている、珍しいトンボがひらひらと飛んでいきます。
おおお、美しい自然が守られている。すばらしい。
と、感心するどころではなく、タイヤ落っこちないように必死です。
ちなみにこれ。帰りに撮りました。アオハダトンボ、だと思います。多分。ひらひら飛んで、体がメタリックなエメラルドグリーンで、きれいです。
で、無事に到着し、レッスンでした。
コンクール間近で、みんなもちろん頑張っていましたが、合宿のワクワク感がとても漂っていました。昨日はこんなことがあった!夜はこんなことがあった!と、楽しそうに話してくれました☆
私も、高校の頃はいつも夏、春、と、携帯もすべて圏外の、山奥の山荘で、合宿していたことをいろいろ思い出しました☆
とても楽しかったなあ。
さてさて。いつも思うのですが、レッスンは時間が限られています。その時間の中で、どこまで深くやるのか?ここが問題、と思っても、そこを完璧にしようとすると、他をやる時間が無くなる。でも、さらりと説明だけして、というのでは伝わらない。説明したり、自分で吹いてみせたり、一人ずつ吹いてもらったり、いろいろやるわけですが、なかなか難しいところです。ここも、ここも、もうちょっとしっかりやりたい、と思っても、学校や生徒さんの都合もあるので、何十分も時間をオーバーするわけには行きませんし。かといって、ぴりぴりした感じになると嫌ですし。
今日も、あまり容量の大きくない脳みそをよいしょよいしょと働かせて、がんばりました。
今日は違う楽器の講師の先生もいらしていました。レッスンの音は聞こえていましたが、どなたがいらしてるのかなー。と、思ったら!!見た瞬間ひそかにかなりびっくり。かなり有名な方でした。
演奏活動もばりばりされていて、よく噂を耳にしていました。
実は、歳も同じくらいで、数年前に、同じオーディションを受け、同じコンサートに出演したこともあるのですが、もう、その方はとてもすごい方です。
で、私のレッスンは朝からお昼まででしたが、その方は、午後、木管楽器のセクション練習を指導なさる、とのことでした。
おおおおお(・。・)
一度は、お疲れ様でしたー、お先に失礼しまーす、と、車まで戻ってみたものの、一体どんな風に木管セクションを指導なさるんだろう??と、気になって、こっそり練習会場へ。
「ご迷惑でなければ見学させて頂きたいのですが…」
とお願いしましたら、もちろん良いですよ!とのお返事。
で、聴講しました。
すごーい。決して厳しい感じはしないし、優しい言葉でお話しているのに、緊張感があり、生徒さんたちの音楽が、どんどん変わっていくのが分かります。表現も的確で、内容も濃いものでした。
わたわたとしながら、脳みそがんばれよいしょよいしょ!で指導している私と違い、冷静で、余裕がある感じ。こんな先生なら、生徒さんも安心して信じられるだろうなあ…。
私にも
「何か気づいたことがあったらどんどん仰って下さい」
と言って頂きましたが、いやいや!とんでもないですっ(>_<)私などが横から口を挟めませんっ!!
すごいなー、すごい人って本当にすごいなー。
それにひきかえ、何だか私は、ゆるきゃらか何かか?という変な気分になりました。
私も一生懸命やっていますが、10の力しか無いのに10の力を出すのと、100の力がある人が10を出すのでは、伝わり方や重みが全然違うはず。
もっともっと勉強しないとなー。と、思った今日この頃です。勉強になりましたっ!本当にありがとうございます!
生徒さんたちもコンクールがんばってほしいです☆
ちなみに、ホテルへの道は、もっと大きな道もありました…。
だったらそっちにだけ看板を出して欲しいっ☆(笑)
無事に行けて、帰って来られて、良かった良かった。
明日も良い日になりますように☆