ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

ばあやのミュージカル

2006-08-05 03:03:00 | Weblog
ばあやは子どもミュージカルの
劇団に所属している。
大手の会社などが経営している
プロを養成するような所ではなく、
地域に根ざした素人の団体。
でも、講師陣や公演の実績にはすごいものがあり、
毎夏の公演では2日間4公演で、1400人近くの観客を動員する。
1500円のチケットも、公演の2週間前にはソールドアウトだ。
実は現在オンエアされている、バヤ○ースオレンジのCMに
電車男と一緒に出ている10人の子どもたちも劇団の仲間。

東京多摩地区の中心にあるPという劇場に
親子ともどもゲネプロ(リハーサル)と公演の計3日間、
ほとんど缶詰状態になるので
ポンちゃんはゴハン大丈夫かな~と心配だった。
素人の劇団なので、本人だけでなく親の仕事も山ほどある。
団員や舞台スタッフの弁当の手配、場内整理、チケットもぎ、
花束預かり、アンケート回収などをすべて親がこなすので
この3日間は滅私奉公になる(笑)。

ああ、でも今年はその間ポンちゃんが、ポンちゃんが、
ゴハンを食べないと困るのよ~。
…そして、やっぱり食べなかった。
近くで見ていてあげないと、ゴハンが食べられないのが
ポンちゃんの最大の弱みかも…。

以前、尿道の手術をして2週間入院した時も
病院で自分で(ひとりで)ゴハンが食べられなかった。
お見舞いに行って、病院に着くなり、看護婦さんに
「ポンちゃん、様子はどうですか?」と聞くと、
「う~~ん、あまり食べないんですよねぇ」と暗い返事。
ケージのポンちゃんを見ると、その前には
配膳されたままの手つかずのゴハンが…。

でも、私の姿を見ると急に食べ出すのだ。
「ほら、これから僕、食べるよ。見ててね!」
と言わんばかりに。そして、完食。
仕方がないので2週間の間、仕事に行く途中と帰りがけに
毎日2回ずつお見舞いに通った。
緊急入院した24時間の病院が、たまたま自宅と仕事場の中間で
電車を途中下車すれば行ける場所だったので助かった。

ひとりで食べられないのは14歳の今も変わらない。
りんごは毎日夕方から劇場に来る事になっていたので
ゴハンのあげ方を教えて、頼んでおいた。
でもやっぱりポンちゃんはりんごの事を
「この人じゃない。違う」と思うのか、フードは
5グラムとか、せいぜい10グラムしか減っていなかった。
それも、パサパサに乾燥したウエットフードの重さだから
実際には水分の蒸発分かも知れない。

でも、早朝と朝と夜と深夜の数回で100kcalは
摂取できたので、良しとする事にした。
だってポンちゃんも、たまには
ストーカーのいちごおばさんから逃れて、
のんびり出来たかも知れないので…。

(写真=ダブルキャストで、オランダ人形と
    カナリアを演じたばあや)

●8月2日のポンちゃん●
サイエンスダイエット シニア缶 135グラム(6回に分けて)

●8月3日のポンちゃん●
サイエンスダイエット シニア缶 105グラム(6回に分けて)

●8月4日のポンちゃん●
サイエンスダイエット シニア缶 115グラム(7回に分けて)

●8月2日~4日のポンちゃん●
自宅輸液 180cc
バソトップ 1/2錠
セファランチン 2錠
ネフガード 2粒
ペットチニック 1cc
コモンジュニパー

おしっこ&うんち
8月2日6回(310cc) うんち3回
8月3日7回(380cc) うんち2回
8月4日6回(265cc) うんち1回

期待したのに…

2006-08-02 00:53:38 | フード
先日「momoの介護日誌」の
やんちゃひめさん情報で
新しい療法食を知った。
ドイツのメーカー、アニモンダから
インテグラ プロテクト「ニーレン」
という腎臓病用のウエットフードが新発売された。

それはそれは、も~う嬉しくて期待に胸がふくらんだ。
腎臓サポート、ユーカヌバ、k/d、k/d粗挽き、スペシフィック、
どれも諦めずに、たま~に出してみるのだけど、絶対にダメ。
このままでは、療法食を食べるようになるなんて期待できないから、
誰かおいしくてパクパク食べるようなうまい療法食を出してくれ~
って、ずっと思っていた。

以外な事にアニモンダから出たのね。
アニモンダと言えば、バラエティ豊かなウエットフードの
プレミアムフードのメーカーさんではないですかっ!
今までの療法食とはガラリと違う物を期待してしまう。

さっそく注文して届いた現物には、
原材料が細かくは記載されていなかった。
肉類、シリアル、油脂類、野菜類…なんていうふう。
でも匂いは、腎臓サポートなんかよりおいしそうだし、
「これはいけるかも…」と下心いっぱいで、
空腹(と思われる)ポンちゃんにお出ししてみた。
ところが! 
一回だけクンっと匂いを嗅いだだけで立ち去ってしまった。
え~~~~っ、ちょっと、ちょっと、待ってよ~。
やっと、新しいのが出たんだよ~。
お皿を持って追いかけても無視。
空腹でも、一回も舐めたくないくらい嫌だって事ですね。
……撃沈。

見た目は腎臓サポートとk/d粗挽きとの中間みたいな感じで
お米(と思われる)粒がそのまま入っている。
大きさも100グラムで小さめで良かったんだけど…。

どこで作っても、低蛋白、低リン、高脂肪、高カロリーを
目指すと同じような内容になってしまうのだろうか。
その上、粗灰分、マグネシウム、ナトリウムは低く…
とか考えていくと、やっぱり素材も限られてくるのかも…。
メーカーさんにとっても、難しい事なのかも知れないな、
なんて同情してる場合じゃない。

なんとか、なんとか、腎臓病猫さん達がみ~んな
思わず食い付くようなおいいしい療法食を開発してください。

●7月31日のポンちゃん●
サイエンスダイエット シニア缶  155グラム(7回に分けて)
アニモンダ・カーニー・シーフード缶 10グラム

●8月1日のポンちゃん●
サイエンスダイエット シニア缶  155グラム(7回に分けて)

●7月31日~8月1日のポンちゃん●
自宅輸液 180cc
バソトップ 1/2錠
セファランチン 2錠
ネフガード 2粒
ペットチニック 1cc
コモンジュニパー

おしっこ&うんち
7月31日7回(330cc) うんち3回
8月 1日7回(340cc) うんち3回