ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

宇宙を歩く猫

2008-03-27 00:24:30 | Weblog
アニマルコミュニケーションに関して
ずっと半信半疑だった私。
他の方のブログでセッションの内容を
何度か拝読する事もあった。
当たっていると言えば言えるし、
誰にでも当てはまる内容とも言えなくもないし、
動物からのメッセージが半分くらいで
コミュニケーターさんの想像が半分くらいなのかなぁ
と漠然と思っていた。

先日、ポンちゃんはまだ猫の集合意識体に戻らず、
個の魂として存在している事がわかったので、
もしAC(アニマルコミュニケーション)をお願いするなら
今ならまだコンタクトが取りやすいのだろうと
急にセッションを申し込みたい気持ちになった。

それで先週の水曜日、電話でのセッションをお願いした。
メールなどであらかじめ質問を送っておいて
適当な時間にセッションをしてもらって、
後で結果をメールで送ってもらうという方法とは違い、
その場の成り行きで聞いて欲しい事を伝えながら
進めてもらうという方法だった。

ちょっと待ってくださいね…と言われ、
コミュニケーターさんがポンちゃんを呼び出しているので、
何だか電話の向こうに本物のポンちゃんがいるような感じ。
その場で色々としゃべりながらのセッションだったので
うまくメモも取れず、以下、私の記憶の一部分。

私「ポンちゃん、今はどんな調子ですか」
コ「見せてくれるのは、ソファに極楽、極楽…という感じで
  ゆったり座っているビジョンです。
  僕はお行儀が良いのが自慢なんだと言ってます」

(た、確かに…。
 ポンちゃんはいつも前足をピタッとくっつけて座っていた。
 両足の間が1ミリだって空いていた事はない。
 人間の食べ物をねだって、膝に手をかけた事もないし、
 にゃーとすら言わず、ピタッとしたお座りの姿勢のまま、
 下からじっと見つめるだけ)

コ「いちごさんが沢山のお花をいただいて喜んでいるので、
  その事が自分も嬉しいそうです。特に茎の先に大きめの
  黄色い花がついている花が好きだそうです」

(黄色いラナンキュラスの事かな?)

私「ポンちゃんはどんな風に過ごしているの?」
コ「見せてくれるのは、宇宙の中を
  トコトコ歩き回っているビジョンです」
私「えぇっ? う・ち・ゅ・う ですか? 
  虹の橋と言われている所ではなくて?」
コ「そうです。あの良く写真で見る星がいっぱいの宇宙を
  ポンちゃんがどんどん歩き回っている所を
  見せてくるんです」
私「てっきり、ポンちゃんは他の動物達と一緒に
  お花畑みたいな所で過ごしているのかと思ってました。
  じゃ、ひとりなんですか?」
コ「聞いてみますね。あ、キリンを見せてきました」
私「え? キリン?」
コ「はい。でもポンちゃんはリアルなポンちゃんなのに
  キリンは水彩絵の具で描いたような絵のキリンなんです。
  このキリンと一緒にいるそうです」

ここで、このやり取りの意味がわかったおばさんは
涙がドバーッと出てしまった。

その後、コミュニケーターさんは、ポンちゃんの事を
「猫でないようなとにかく不思議な子」と繰り返し言い、
うまく当てはまる言葉がないけれど「猫の魔法使い」、
「猫のサイキック」と言ってもいいかも知れないと
言っていた。
人間の心の中を読みとる事が出来て、テレパシーで話せる。
対面でのアニマルコミュニケーションも行っていて、
そういう練習の場も設けているコミュニケーターさんなので、
もしポンちゃんが存命で、近所にいるなら
毎週でも練習にお借りしたい猫さんだと言っていた。

ポンちゃんは人間で言ったら、若い無口な二枚目俳優。
ACで、「それでさぁ~、これこれこうで、べらべら…」
としゃべる猫さんとか、ぽつりとしゃべる猫さんとか、
色々いる中で、ポンちゃんはほとんどの質問に言葉でなく
ビジョンを見せて答えてくると言っていた。
たまに喋っても、その話し方が
「僕は○○だから、○○したかったのです」みたいに
教科書を棒読みに読んでいるような話し方だそうだ。
ポンちゃん、生前から全然鳴かない猫だったからねぇ。
声を出す事なんて、5日に1回もなかったんじゃないだろうか。
やっぱり、お喋りが苦手だったんだ。

ポンちゃんは、生きることを諦めたわけではなく、
死を受け入れたと言っているとも言われた。
死は始まりだと思っているとも。
最後に入院させた事をポンちゃんが怒っているのではないか
と聞いてみると
「後悔するな。気にするな」と言っていた。

*****

キリンの話しで、このACがまんざら適当でもないなと
感じられて、聞いて良かったと思えた。
実はACの数日前に、ばあやとりんごに何気なく
「今頃、ポンちゃんどうしているのかなぁ」
と言ったら、
「きっと、宇宙をトコトコ歩き回ってるよ」
とりんごが答えたのだ。
「どうして宇宙にいると思うの?」と驚いて聞くと
「だって、ポンちゃん宇宙に行った事がないから
 行ってみてるんじゃないかと思った」
という子供らしい答え。

虹の橋と呼ばれる所にいると思っていた私は
「宇宙じゃなくて死んだ動物達がいる虹の橋っていう
 お花畑みたいな所で楽しく遊んでいるんだよ。
 そこには犬や猫だけじゃなくて、
 キリンなんかの他の動物もいるんだって」
と説明した。でも、私だって虹の橋が本当にあるのか、
どんな所なのか、ちゃんと知っているわけではない。
以前、どなたかのブログで見たのか、
はたまたそこからジャンプしていったサイトで見たのか、
虹の橋という詩とイラストが頭に残っていた。
そのイラストには、なぜかキリンが描かれていて
(へぇ~、ペットだけじゃなくてこんな動物まで…)
と、妙に印象に残っていたのだ。

そして、今回ポンちゃんが答えてくれた、
「宇宙でキリンと一緒にいる」という事。
りんごと私の頭の中のイメージを読みとっていて、
こう言えば安心してくれるかも知れないと
気を遣ってくれたのかなと思えた。
「りんごちゃんは、僕が宇宙を歩いていると思ってる。
 そしておばさんはキリンと一緒にいると思ってる。
 安心してくれるなら、そういう事にしておこう」
なんて…。
でも、ポンちゃん、本物のキリンを知らないから
コミュニケーターさんに見せたビジョンが、
おばさんがネットで見たあのままの絵のキリンに
なってしまったんだね。
亡くなってからも、おばさんの事を考えてくれて
ポンちゃんの方がずっと大人で心が大きくて、
なんだかまだお世話をかけているね。

私たちの心の中のビジョンを見ていた事。
これはコミュニケーターさんの言っていた
テレパシーが使える猫という事を裏付けていた。

私「ポンちゃんは、どんな事が楽しかったの?」
コ「おばさんが、良くいろいろ想像していたので
  一緒になって想像するのが楽しかった、なんて
  言ってますよ。私にはどういう事なのか
  わからないんですけど、そうなんですか?」

そう。
この受け答えにも、すごく心当たりがあって、
やっぱりポンちゃんが生前も私の想像の中を見て
行動していたのかって感じ…。

続く。


※りんごが想像していた事を絵に描きました(上)。
 下はばあやの絵。ポンちゃんとキリンは
 すっかり仲良しに?

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9 コメント

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嬉しいやら悲しいやら・・・ (nest)
2008-03-27 02:57:26
記事・イラスト両方にやられたという感じです。
記事の方でポンちゃんの存在を確認できて嬉し泣き、読み終えた後には体がそこに無いという事実に悲しくなってしまいまた号泣、そしてイラストを拡大して〆の一撃でノックダウンです。
もぉ~ばあやちゃん、りんごちゃんのイラストは反則だぁTT
ポンちゃんの笑顔が、お兄さんチックなおすまし顔が遊ぼうよとねだるキリンさんと一緒になって嬉し悲しと浮き沈みした気持ちを暖かく包んでくれました。
今日はちょっとだけ凹み気味だったので元気を貰えた!
ありがとうございました。
Unknown (香遊)
2008-03-27 19:36:43
何度も読み返しては、しつこく泣いております(笑)。…そうかぁ、ポンちゃんは猫の魔法使いさんだったんですねえ。いつもそばに居て、いちごさんやばあやちゃんやりんごちゃんの心の中を読み取っているのですね。おしゃべりが苦手だったポンちゃん。だけど一番、いちごさんのそばが、何より好きな場所なんだろうなあ~と、改めて、「絆」みたいな事について、考えさせられてしまいました。

水彩タッチのキリンさんと、仲良く宇宙を歩くポンちゃん。私も思い描き、思わず笑みがこぼれました。ありがとう…ポンちゃん。
Unknown (いちご)
2008-03-29 01:30:04
nestさんへ

先日はありがとうございました! ばあやが今までとは違うタッチで絵の具の質感を生かして描きましたよ。
私は宇宙なんて淋しいところだと思ってしまうのですが、りんごのような子にとっては、未知のわくわくする場所なんですね。そんな所に行かされたポンちゃんも、やれやれという感じでしょうか。最近はみんなで、ポンちゃんが暖かいお花畑みたいなところで他の猫達と一緒に遊んでいるところを想像しよう、と言ってます。そうすれば、ポンちゃんの事だから、今度はそんな風に過ごしてくれるんじゃないかと思って…。今でも、ポンちゃんどうしてるかな~、寒くないかな、お腹減ってないかな、と常に気にする癖が抜けないです。

香遊さんへ

コミュニケーターさんは、しいて言えば漫画の「耳をすませば」とか「猫の恩返し」に出てくるあの猫(バロン?)のイメージだと言われたのですが、実はまだそれらを見ていなくて良くわからないんです。ジブリで映画化した作品かも知れないです。
もしポンちゃんが今も私たちの心の中を見ていてくれるのなら、一方的ではあるけれど、ポンちゃんを抱きしめているところ、撫でているところ、いろんなビジョンを想像る事が、こちらからのメッセージを送る事になるのかななんて、少し楽しみな気持ちにもなったんですよ。
でも最近は家の中に気配があまりしないです。どこに行ってるのかな~、飛び回るのが楽しいのかな~と思いますけどね。まーちゃんは、いかがですか? おうちにいてくれてますか?
Unknown (香遊)
2008-03-31 22:44:28
「猫の恩返し」は観ていないけれど、「耳をすませば」の映画は観ました。なるほど、バロンかぁ~…かっこいいなあ、ぽんちゃんは。

ぽんちゃんを抱きしめるビジョン…、いいですね。きっとぽんちゃんも喜びますね。私は鈍いのか、それともまーちゃんがおうちの中に居ないのか、正直言って「気配」はあまり感じる事が出来ないんですよ。でも時折声が聞こえたような気がすることはあります。もしかしたら、ちっとも気付かない私に文句を言っているのかも知れませんね(笑)。
Unknown (いちご)
2008-04-01 01:28:49
香遊さんへ

コメントありがとうございます。年度変わりで毎日子供達の学校や習い事の行事に振り回され、ちっとも記事の続きを書くエネルギーの湧いてこないおばさんですぅ~。
私、思ったんですけど、まーちゃん、きっとお庭にいるんじゃないでしょうか。写真で見る香遊さんちのお庭って、とても素敵ですし、前にまーちゃんがどんどん歩き続けてた事もありましたよね。
昨日、たまたま「ハウルの動く城」のDVDを見ていたら、最後の方でハウルの子供時代の場面で、すごく綺麗な広ーいお花畑みたいな所が出てくるんです。それで、突然「ここ! ここ! ポンちゃんのいる所はここだよ~っ!」と叫んでしまい、今後は3人の「ポンちゃんのいる所」のビジョンをあの絵柄のイメージで合わせる事にしました。さすがに3人で同じ事を考えていれば、ポンちゃんもお花畑にいてくれるかな?
Unknown (やんちゃひめ)
2008-04-03 19:33:15
お久しぶりです。
記事を読んでほっこりしました。
ここ数日、イライラと不安の毎日やったので(^^ゞ
ポンちゃん、、やっぱり紳士な魂なんやね。
人間よりも理知的^^
「バロン」?? 男爵の事かな。
子供さんは、しっかり感じてるんやね。
ポンちゃんがどうしているかを。
羨ましいですねぇ^^
ウチもtotoの事が気になりながら
まだ実行できひんねん^^;

イラスト・・・すごいですねぇ・・・
今さらながらですが感動作品ですわぁ☆

Unknown (いちご)
2008-04-04 00:34:47
やんちゃひめさんへ

子ども達がいろいろな想像をして話すので、一人であれこれ思い出しているのより悲しみが少なくなって、救われます。それに、いなくなったんじゃなくて魂はどこかにいるんだという事が確信になりつつあります。
momoちゃんが大変な時なのに、ご訪問ありがとうございます。
例えばmomoちゃんが、3日に1回500ccの輸液をしたとして、一日分に換算すると166ccですよね。
ポンちゃんも2年前の2月に突然BUNが40台から80台に上昇して、その時から毎日180ccの輸液を始めたのですが、輸液量は2匹とも同じような計算になると思います。その時から2年以上元気でしたよ。
だから、やんちゃひめさんも、全然悲観する事はないと思いますよ。ポンちゃんも12月の風邪さえなかったら、もっともっといけたと思いますし。
輸液を始めてからが、腎不全との闘いのスタート…くらいに思っても大丈夫!です。
それから、ぺとガの効果が下がったのなら、プリンペランはどうなんでしょうか。ポンちゃんがBUN200越えでも吐かなかったのは、プリンペランの効果が大きかったと思いますし、じいやさんの猫ズや、moomamaのめいちゃんも吐く時は、プリンペランを処方されていて、猫では一般的だと思うのですが。先生にお聞きになってはどうでしょう。メールしようと思ったのですが、たまたまコメントをいただきたので、こんなところに書いてすみません。
Unknown (やんちゃひめ)
2008-04-06 17:22:10
こんにちわ!
momoは、ステロイド治療が再開。
ステロイド3日間でCREだけ下がったわ。
300・300・500と輸液したけど
殆ど下がってない^^;
今週末にまたどういう結果になるか。
「プ」は、以前に投薬してたわぁ。
嘔吐回数が変化なかったから
「ガ」に変更したんだと思う。
胃に直接効くのは、「ガ」で
「プ」は、脳から胃へって説明聞いたと思う。
BUN上昇による嘔吐なら「プ」の方が効くって
事になるのかもね。
今は、「ぺ」「ガ」を中断してます。
ポンちゃん、かしこく輸液させてくれてたよねぇ^^
momoやんは、どやろ、、、
回数重ねる度に抵抗が益してるみたいに感じる(^_^;)




Unknown (いちご)
2008-04-08 00:54:54
やんちゃひめさんへ

momoちゃんは輸液後に元気になってるみたいなので
その効果は出てるみたいで頼もしいですね。
Creも、ほとんど元通りですし。
ただBUNの数値が下がらなかったのは、
やはり他の病気との兼ね合いでしょうか…。
輸液で抵抗してくれるなら、
元気な証拠でいいじゃないですか!

ポンちゃんは、もともと爪切りも、ドライヤーも
掃除機で無駄毛を吸うのも、なんでもOKな子だったので、
輸液や投薬も楽だったんだと思いますよ。

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