ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

マイナス280グラム

2006-09-03 02:44:41 | 病院
実は昨夜、夜間外来で
病院に行くような事態になって
しまい、病院で体重を量った。

4340g。
10日前の8月22日の4500gよりも
160gも減っていた。
その前の通院日の7月28日の4620gからは
たった36日間で、280gも減った事になる。
腎不全発覚時が4300gだったので、あと40g。
がんばって増やした分の貯金を使い果たして
しまったというところか…。
最近の食べっぷりの悪さでは、減らない訳はないのだけど。
昨日、今日と、またほとんど食欲がないようだった。

リビングなどにも全然出てこなくて、出窓に置いてある
棚に置くタイプの鏡台の後ろ側の、鏡と窓との間の
猫しか入れないような狭いスペースに入りこんで寝ていた。
いつまでも出てこないので、ちゃんと息をしているのか
何度も見に行って確認してしまったほど…。

昨夜、夜中に病院に行ったのは、頻尿のため。
ポンちゃんは夕方くらいまでは普通だったのに、
21時くらいから30分おきくらいにトイレに通い始めた。
そのうち、22時半くらいにはそれが5分おきくらいになった。
「あれっ、ポンちゃんがいない」と思うとトイレの中。
1~2分、踏ん張ってから出てくるんだけど、
見るとまた、とことことトイレに向かって歩いて行く。
基本的に膀胱炎になりやすい体質なのは知っていたけど、
5分おきを5~6回も繰り返されて、あせってしまった。
これは、きっとひどい症状になっているのではないかと。
トイレ砂を見ても、肉眼では血尿は出ていないし、
毎回ティースプーン1杯くらいの尿は出ている模様。

かかりつけの病院は24時間営業なので、担当医は
昼しかいないけど、夜勤の先生に診てもらえる。
膀胱炎との診断で抗生剤を出される…という事は
予想がついたけど、念のためポンちゃんを連れて出動。

さすが、24時すぎ。
待合室には誰もいなくて、先生も初めて見かける獣医さん。
症状を説明して、体重、体温を測ったあと、
触診で膀胱に尿がたまっていない事を確認。
前回、膀胱炎気味だった時に抗生剤のビクタスが効いたので
今回も1ccの小さい注射器に2日分(0.9cc)ずつ入れて
7本(2週間分)もらった。(写真)
これを輸液のシリンジに毎日0.45ccずつ入れるのだ。
注射器を見たら、あっ、針がついてる!
前回は青色の部分から先(針とキャップ)がなくて、
そこに小さなフタみたいなのがされていた。
だから、シリンジに移すのに、すごく苦労したのだ。
な~んだ、取り外しが出来る針、あるんじゃない。
……前回もつけて欲しかったよ。
注射器に針がついていると、シリンジの小さい口からも、
チューっと抗生剤の液を入れられるので簡単に混ぜられる。

帰宅してから輸液をして、まず1度目の抗生剤をいれた。
あれ?
でも、ポンちゃんがもう全然トイレに行かなくなってる。
帰宅してからは、もう1回もトイレ通いをしていない。
それからは普通のペースになってしまって、
翌日(今日)も普通。これはどういう事?
いろいろ考えたら、昨夜病院に行く前のトイレに
うんちがしてあった。
昨日は朝も昼も、ちゃんとうんちをしてあったから、
便秘だったとは思えないけど、それを出すために
何度も踏ん張りに行っていたのだろうか?
膀胱炎でもないのに、抗生剤を続けるのもいやなので、
今日の昼に出勤中の主治医に電話で説明して聞いてみた。
うんちのせいでトイレに通っていた可能性があるので
とりあえず頻尿に戻らない限り、抗生剤はストップ
してくださいとの事。

ああ、昨日の通院は何だったんだろう。
うちの病院は22時以降は夜間料金になるので、
料金が35%増しになる。診察料とか、処方料だけでなく、
なんと薬や輸液用品などの値段もすべて35%増しなのだ。
24時間営業で人件費や維持費もかかるのだろうけど、
気軽に夜中に来ないでねって事かしら?

それにしても、昨日の件はともかくとして、
またもやポンちゃんの食欲が、食欲が…、全然出ない。
もう充分涼しくなったと思うし、夏バテと言うには遅い。
どうしたんだろう?
体重もかなり減っている事が偶然わかったし、
おばさん、すごく心配だよ。

★9/1お会計 合計4,748円
 再診料 525円、抗生剤(処方料込)2,888円、
 ウロキャッチャー(自宅で尿を摂る検査用品)105円、
 深夜早朝35%割り増し料 1,230円

●9月1日のポンちゃん●
チャオささみとほたて貝柱缶 40グラム(3回に分けて)
チャオささみとカニカマ缶 40グラム(4回に分けて)
Dr's diet シニアライト ドライ 4グラム
合計 W80g+D4g=61kcal

●9月2日のポンちゃん●
モンプチ舌平目テリーヌ缶 40グラム(2回に分けて)
チャオささみとカニカマ缶 20グラム
チャオささみとほたて貝柱缶 10グラム(2回に分けて)
ささみ(ゆで) 10グラム(2回に分けて)
キドニーケア ドライ 2グラム
合計 W70g+D2g+ゆでささみ10g=84kcal
 
自宅輸液 180cc(9/1日は+ビクタス0.45cc)
バソトップ 1/2錠
セファランチン 2錠
ネフガード 2粒
ペットチニック 0.5cc

おしっこ&うんち
9月1日14回(380cc) うんち3回
9月2日 5回(300cc) うんち0回

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5 コメント

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Unknown (Tomcat)
2006-09-03 06:03:28
いちごさん、かわいそうに。。。きっと心配でいてもたってもいられないんじゃないかと思います。

でも、ポンちゃんまだまだ大丈夫だと本当に思います。

コメント最後になりますので怒らないで聞いてください。いちごさん見てると失礼ですが昔の自分を見てる様なんです。体重って減ってくると死に近づいて来てる気がして怖いですよね。永遠に生きてほしいと思えば思うほど体重維持にこだわる。投薬をエスカレートして病院通いを繰り返す。その結果、結構調子よく来てると思ったら急変する。

昔あるおばあちゃんに会いました。月6万円の年金暮らしで全然暮らしにゆとりが無いんですが離れて暮らしている娘さんが拾ってきた雑種のクロヤンというオス猫ちゃんを飼っていました。この方はお金は無いけどとても優しい方でその猫ちゃんを大切に大切にしていました。去勢もしていなく家の中でマーキングされてもニコニコしています。長年エイズからか口内炎を患ってて自分など初め病院通いしないと永くないだろうと思っていたのですがよだれが出れば拭いてやり目やにが出れば拭いてやり外に出たいといえば出してやり病院通いはできないけれど見ていて感心する位優しく世話をしていました。クロヤンはオス猫とは思えないほど穏やかな子でそのおばあちゃんをとてもリラックスして慕っているのがハッキリ分かりました。自分は必死に病院通い、その子が嫌がってもとにかく永遠に生きさせるべく。。。自分が怖いんです。。。投薬に強制給食です。そして結果は自分の猫ちゃんが急変して先に亡くなりました。違う病気なので一概に延命効果は比べられないのですが、自分がその時はっきり分かったのはそのおばあちゃんに飼われてた方が幸せだった、負けたと思いました。だってクロヤンはとても穏やかに暮らしていましたもの。それに信じられないことに自分はその時クロヤンはこのよだれじゃ一年も持たないと思ったのですがそれから病院にもほとんど行かずに3年程生きて16歳で亡くなりました。幸せも長生きもこのおばあちゃんに完敗でした。

その時から薬よりその子にどれだけ慕われるかが長生きの秘訣なのだと思うようになりました。そのおばあちゃん家に来たことあるんですがその時気難しいトラちゃんという子がいたのですがビックリしたことに初めてあって一時間位でそのなつかないトラちゃんがおばあちゃんの膝の上で眠ってたんです。今でもハッキリ覚えてます。

いちごさん、正直点滴と投薬しすぎでポンちゃんの持ってる力を衰えさせてるのでは?それと体重を気にしすぎてご馳走責めにあわせて実は体重あっても脂肪で健康体とはかけ離れた体にしているのではないでしょうか。

ごめんなさい。生意気言って。でもポンちゃんに少しでも長生きしてほしいんです。昨日じいやさんのところに最初で最後のコメントしてきました。デブちゃんは家にいる時間が短いのですから短時間で効果の上がることも必要だと思います、でもポンちゃんはドラと同じように飼い主とベッタリなのでこんなコメントしてますって。

ポンちゃんきっと痩せたいんだと思うんです。ドラは先週体重が病気初めの4.2キロまで太って喜んでたらなんか少し動くと重そうに喘いでいる。これは療法食で脂肪太りさせただけで心肺機能が追いついてないと思い強制給食は中止して食べるのはドラにまかせて一緒に毎日一時間運動をさせています。それまで170kcal平均食べてたのが本人に任せると一般食だけ平均110kcalしか食べません。が。。。思ったとおり体重約4.0キロに落ちたのですが体が楽になってご機嫌なのがハッキリ分かります。きっと昔の自分ならもっと太らせようとしたと思います。それで突如具合が悪くなるんです。

点滴だって背中から入れるから拒否する感覚が無いだけで最終的には腎臓に行くのですから口からそれだけ水分入れたら拒否する時があるはずです。自分が点滴無しにここまでこれたのは実際には療法食を100ccの湯で薄めその他途中の50cc程の水分補給とあわせると毎日150cc位点滴したようなものだからだと思います。でもあくまで口からなので本人が拒否したらやめてるんです。また逆にご機嫌な感じの時は途中の水分補給はしません。だってご機嫌なのに水分突っ込むって変だと思いません?

自分がいつも頭に浮かぶのが薬など全然知らなかったけどとても猫ちゃんに慕われてたあのおばあちゃんです。フランダースの犬の貧しいけどとても優しいネロみたいですよね。

http://blog.livedoor.jp/heliotropium/archives/50276602.htmlご存知かもしれませんが自分が陰ながら慕っている腎不全の猫ちゃんを23歳まで点滴などあまりしないで長生きさせた方のブログです。

いちごさんの一生懸命さがいつも愛しくまた切なく感じます。

いちごさん位ですよ。腎不全闘病してこんなに長い間痩せさせてないのは(笑)。でも何かこのままだと急変を招く気がするんです。もちろん自分が間違っているかもしれません。でも自分なら見た感じが良い時は投薬や点滴量を減らしたり楽しく運動させて心肺機能や筋肉量アップさせることを考えてると思います。

血液検査の結果や体重より見た目が一番です。膀胱炎症状が良く出るのは脂肪がつき過ぎたり点滴で内臓バランスが崩れ結石になってるとか(点滴しすぎは内臓をダメにするそうです)、病院嫌いなのに具合悪そうになると病院へ行くのでストレススパイラル状態になってるなど考えられる気がします。

いちごさんだって別に腎不全でなくてもたまには風邪引いたりしません?安静にしてれば治ることがほとんどです。猫ちゃんも以外と同じです。でも今回のは尿が詰まったら危険ですから行きますよね。

本当にいちごさんの努力が長生きにつながってほしいと思っています。でも、やらないことも治療なんですよ。

僕はいちごさんの大ファンですよ。自分のやり方はいちごさんにはあまり参考にならないと思いますが自分は状況に応じていちごさんになりますから(笑)。

ポンちゃんほどここまで維持してきた子はいないんですからいちごさんはすごいんですよ。でもこのままだとドラの18歳は難しいかもしれませんよ~(笑)。

具合を見る方法は見た目で分からなければ体力測定するんです。歩かせてどの位で座り込むかとか眠ってる時の最小呼吸数が増えれば心肺機能が落ちてるとかちゃんと考えてやれば血液検査や体重より大事なものが見えます。トータルの具合です。

ポンちゃんいちごさんが大好きなんですよ。食べさせてくれるの待ってるんですよね。ドラもそうなんです。でも室内飼いの子は運動不足になりがちですから。おばあちゃんが長生きさせたのは外に行きたいって言えば出すんですけど、帰ってきたら汚れた足と体を優しく拭いてやるんです。投薬しててもこういうことしてない人多いですからね。自分もそうだったんです。基本の大切さを教えてもらいました。

では、長々とごめんなさい。ポンちゃんが一番長生きしないとダメですよ。アッ、でもやっぱりドラの次でOKです(笑)。

いつか僕がレースで救急車で運ばれたらいちごさんを呼んでくれって言うかもしれません(笑)。

リンクありがとうございました。

                  敬具
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Unknown (TAMI)
2006-09-03 23:11:12
ポンちゃん、心配です~(><)

しっこ今は大丈夫なんですよね?膀胱炎再発ではなかったのは良かったです。

明日も明後日もずっとずっとしっこが順調でありますように。

体重が減ってしまったのも心配です。

食欲、少し戻っていてくれたように思っていたのに。

寒暖の差が堪えているのでしょうか?

うーんうーんうーん、無事にこの季節の変わり目を乗り切って欲しいです。



宇汰の件、ご指摘ありがとうございました。

そーですね。ちょっと印象が悪いですよね(^^;

直しておきますです。

今後も気付いたことがありましたらご指摘くださいね(^^)
返信する
Unknown (いちご)
2006-09-04 02:22:22
※Tomcatさんへ



長~いコメント、ありがとうございます。私のブログの10日分、いやそれ以上です(笑)。

TOMCATさん、まさか海外にでも行かれるのですか? 最後のコメントなんて…?

もし、マン島のレースで転倒して救急車で運ばれても、私行けませんよ~。今、パスポートないですから(笑)。SUGOやSUZUKAくらいなら、なんとかなりますが?

余談ですが、ずっとずっと昔に8耐を見に行ったときに、翌日の新幹線で名古屋から帰ったんです。指定席がグリーン車の隣りの車両で、ホームに並んでいる時に、偶然隣のグリーン車の列にワイン・ガードナーを発見! 前日、彼が優勝していたので車中でお祝いを言いに行ったら、スタッフがオーストラリア人なので気さくで、しばらくガードナーの隣りに座らせてくれました。当時の私のメットはガードナーレプリカ。ものすごく興奮する出来事でした…って、知らない人が読んだら、なんの事やら…なんですけど。

ところで、ノンちゃん、タラちゃんの事は知っています。老猫会の中では有名な2匹です。手から輸液量と同じくらいたくさんのお水を飲んでくれていたという事で、自分とポンちゃんには真似できないと思いました。でも、あのゆったりとした過ごし方は皆の憧れですよね。

ポンちゃんの膀胱炎は、猫種からきている部分もあるんです。生後3ヶ月くらいで、ワクチン接種に連れて行った時に、獣医さんに「ヒマラヤンですか。ヒマラヤンは、おしっこに気をつけてくださいよ」と言われ、1~2歳で初めて膀胱炎になって連れて行った時も、獣医さんは「やっぱり来たか」という感じでしたから。

食事の量、内容とも改善していかないので、今日から1日2回、少量ですが強制給餌をする事にしました。重装備もいらず(?)、驚くほどすんなり食べてくれましたよ。私はシリンジを使うという行為が怖がらせるのではないかと思っていたので、指でやってます。指でフードをすくって上顎につけてます。40グラムが4~5分で出来ます。どうしても、どんどん体重を増やしたいわけではないのですが、少なくとも4.3キロで維持はしたいです。腎不全になった時点で実はもともと5.5キロあったのが、4.3キロまで落ちていたんです。

これからもどうぞ見守ってくださいませ。試行錯誤しながらもがんばっていきますよ。



※TAMIさんへ  

 

ご心配おかけしてすみません。おしっこは砂の玉も大きいし、回数も普通に戻って問題なさそうです。でも、うんちがしたいだけで、あそこまで頻繁にトイレに通う事は今までになかったし、ビックリです。

実は今日から一部、強制給餌を始めました。このままでは、食事の量も内容も良くない状態が続いてしまうので…。でも、ポンちゃん持ち前の警戒心のなさが功を成して(?)、以外に抵抗がなかったんですよ。食べた後、のんびり顔を洗っているのを見ると、それほどイヤな事をされた後という風でもなく…(笑)。前みたいに食べてくれるまで、少しがんばってみます。
返信する
こんにちは (bianca)
2006-09-04 12:04:26
コメントを頂いててお返事も書けずごめんなさいでした!

ポンチャン、その後どうですか?

食欲はどうかなぁ?

オシッコはどうなんだろう?

色々あたふたと大変でしたね・・・お察しします。

うちもまーちゃんの場合は、オシッコの時は背中をまっすぐにオシリはペタンとしますが、ウンチョスの時はオシリを上げて背中丸めてウンチョスポーズしています。

それでオシッコなのかウンチョス君なのか判断してるんですがポンちゃんはどうですか?

1~2分ふんばるって書いてあったからオシッコではなかったのかもね?

早く良くなって落ち着いてくれると良いですね!
返信する
Unknown (いちご)
2006-09-05 02:26:22
※bianncaさんへ



今日はまーちゃんの通院大変でしたね。でも、人間が数値を知りたいがために、無理強いするのは私も反対なので、やめておいて正解だったと思います。まーちゃんもしばらくは病院に行きたくないと思ってるかも知れないですね。まーちゃんの病院はじいやさんとこみたいに、エリスロは飼い主さんが打てないのですか? それさえ家で出来れば、かなり通院が減ってbianncaさんもまーちゃんもストレスが無くなりそうです。でも、エリスロの注射って、むずかしいんでしたっけ?

そう言えば、ポンちゃんはおしっこもウンチも同じポーズです。うんちの出る瞬間だけちょっと腰を浮かせます。膀胱炎の時はほんとうに長く踏ん張りますよ。だから、今回もウンチとは夢にも思いませんでした。

体調が悪くなるのが怖いので、ついに強制給餌始めました。慣れてきて、いつ抵抗されるかわかりませんが、とりあえず続けてみます。
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