想いをかたちに

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小さなことから気ままにつれづれに書いていきます。

新しい指標

2011-02-22 | 日々雑感
皆さんこんにちは。

昨日、文字化けした記事を、忘れないうちに。



先週になりますが、日本が中国に抜かれ、

GDP世界第3位になったというニュースがありました。

ことあるごとに日本はGDP世界第2位と聞いていましたので、

なんか「抜かれた」と聞くと、残念なような気がしますが、

改めて、指標について考えて見ました。


もともと私にとってGDP(国内総生産)やGNP(国民総生産)は、

聞いたりして知ってはいますが、実感のないものでした。

今のイメージとしては、

大量消費の高度成長期的な指標なのかなとも思います。



あるメディアで、GNH(国民総幸福量)と指標が出ていました。

これは、もともとブータン国王が提唱したそうですが、

金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、

精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだ。

とする考え方から生まれたそうです。(wikipedia)



これを聞いて、私の頭の中でリンクがおきました。

私が学生時代に講義で先生が言っていたことですが、

物質文明と精神文化、物と人間のバランスの話しです。



このグラフは縦軸が能力や発達、横軸が時間軸です。

縄文時代は、火も人間の手でおこし、

知恵を絞って全て自分達の身体をフルに使い、生活していましたから、

物質文明は最小で、精神文化は最大。

現在は、いろいろ文明が発達したお陰で、便利になりましたが、

私達は機械に振り回される場面もしばしば。

それがないとできないという場面もざらです。

一つ私の例では、いろいろな電話番号。

以前は結構覚えていましたが、携帯を持つようになり、

ほとんどの番号が頭に入っていません。家内の携帯も。。。



そこでこのグラフです。

今はちょうど交点。

これを、“ X ” にするのではなく、“ Y ” にしなくてはいけない、

物質文明の発達と共に、

精神文化・人間力も上がって発達しなくてはいけない。

ということです。



これは聞いた時から、ずっと頭の中にありますが、

特に最近の社会の動きをみ、仕事のことを考え、

また自分自身を見つめ、そんなことをまた考えていました。

そこでこのGDPのニュースと、GNHの考えを知り、

やはり、どちらかだけでは良くないのだと思います。

両方のバランス。

文明に任せられるところは任せ、人間はそれを享受し楽するだけでなく、

その分、また違った面で発達する。



物だけでなく、精神の心の豊かさ。



両者があって、なのだと思います。

私も改めてそれを意識しました。

コメント (2)
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