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2割太いめんの「どん兵衛」=日清食品

2009-09-20 18:17:00 | Weblog
2割太いめんの「どん兵衛」=日清食品 2009年9月15日 時事通信
http://www.jiji.com/jc/trend?c=newitem&k=2009091400343
 日清食品(東京)は、「日清のどん兵衛」を改良し、28日発売。従来品に比べて約2割太い新開発のめんを採用し、コシの強さやのど越しを向上させた。めんは、他社も含めた同種のカップうどんの中で最も太いという。お湯を掛けてから戻るまでの時間は従来品と同じ5分間で、価格も従来と同じ179円。改良品の年間売上高は従来品の1割増を見込んでいる。


 ほぉ。どん兵衛と言えば、言わずとしれたカップうどんのトップブランドですが、そのどん兵衛がめんの太さを2割増しですか…(吃驚
 正直、私などは今の麺でも十分食べ応えを感じていましたし、年輩の方などはきしめんのようにあまりぶっとい麺だと逆に食べにくくなり顧客離れを起こしかねないのではないかという懸念をむしろ感じてしまうのですが、
 最近はどう見てもカップヌードルやどん兵衛を意識したと思われるPBブランドが、ナショナルブランドの半額近い値段で売られることも別に珍しい光景でもなくなり(個人的な印象を述べるならば、小麦の値上げの影響で、大手インスタントラーメンメーカーが相次いで値上げをした頃から、価格にうるさい消費者が生活防衛のために、PBカップめん・PBカップうどんの購入を増やしたように思います)中には店の入り口などで露骨に商品を並べて価格の差を強調するスーパーも出てくる中、『明らかな差別化を図らないとこのままシェアを奪われ続ける』ことへの危機感からライバルナショナルブランドに先駆けて商品変更を行ったのが実態ではないかという気がしますね。
 それにしても、どん兵衛と言えば、北海道利尻こんぶを使った北のどん兵衛や、芋煮うどん・カレー南蛮そばなど、地方ごとに独自の味付けの商品を売り出していることでも知られているだけに、例えば地方限定で販売しているブランドを他の地域にもっていくだけでも、大きく値引きすることなくシェアを奪うことができそうな気もしなくもないのですが、最大手の日清食品が率先して差別化を行えば、マルちゃんやエースコックなど他のインスタントラーメンやうどんを作っているライバルブランドはますます追い込まれそう…。
 私達庶民にとっては、いろんな商品を手頃な値段で食べられるのは朗報ですが、カップ麺業界はますます競争が激化しそうです。


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