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「発泡酒でなくビールを」定額給付金、使い道はささやか

2009-05-03 06:41:46 | Weblog
「発泡酒でなくビールを」定額給付金、使い道はささやか 2009年4月11日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090411-OYT1T00334.htm
 経済対策として1人原則1万2000円が支給される定額給付金をどう使いたいか聞いた民間の調査で、回答のトップ3は「外食」(28%)、「生活費の補填(ほてん)」(22%)、「旅行」(22%)だった。
 「外食」と答えた人の半数以上が「焼き肉」「すし」を挙げ、旅行先は「温泉」「韓国」「北海道」の順に多かった。「家電製品」(12%)と答えた人の23%が「薄型テレビ」を狙っているという。
 また、全体の54%が「ちょっとぜいたくをしたい」と回答。「上カルビを注文したい」「発泡酒でなくビールを飲む」「子供に遠慮なくすしを食べさせたい」「予定より一つ上の大きさのテレビを買う」など、ささやかな生活のグレードアップを楽しみたいという声が多かった。
 インターネット調査会社のマクロミルが4月1~2日に調査。20~59歳の男女計1032人が回答した。


 ん…。予想通りといえば、それまですが、定額給付金と言っても、1人あたり1.2万円あるいは2万円。余程の大家族でもなければ、大型消費に結びつく程の金額でもありませんし、やはり使い道は外食(28.0%)と生活費の補填(22.1%)、そして旅行(21.7%)が上位3位を占めましたね。
 ちなみに旅行に行くと答えた人の63.8%が温泉旅行を挙げ、韓国旅行は8.9%、北海道旅行は8%。温泉旅行と言っても、昔のように集団で行ってどんちゃん騒ぎは今はもう流行りませんし、日帰りの方だっているでしょうから、観光地も一部の人気地域を除けば、あまり大きな期待はできないように思います。
 家電製品を挙げた方の比率は第7位で12.2%で、そのうち1位こそ薄型テレビ(23%)ですが、続くのはゲームソフト(14.3%)、価格下落の激しいデジタルカメラ(11.3%)で、単価の高いブルーレイレコーダーは10.3%、デスクトップパソコンも9.5%、洗濯機が8.7%とこちらは価格帯が両極端。
 どうやら、定額給付金の使い道も、一部家電製品を除けば、大型消費に結びつくケースはあまり多くなさそうですね。


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