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優良客囲い込み、住友信が普通預金金利を年0・25%に上げ

2006-11-28 08:01:17 | Weblog
優良客囲い込み、住友信が普通預金金利を年0・25%に上げ 2006年11月26日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20061125ib21.htm
 住友信託銀行は25日、優良個人客を対象に、普通預金の金利を年0・05%引き上げ、年0・25%とする方針を明らかにした。27日から適用する。大手銀行の多くが年0・1%にとどめる中、預金金利を他行よりも高めに設定することで、優良客の囲い込みを目指す。
 金利の優遇を受けるには、定期預金や投資信託などの金融資産を1000万円以上預け入れていることが入会資格となる「アドバンテージサービス」の会員となることが必要だ。入会自体は無料で、住宅ローンを借り入れている場合など、取引状況によっては、金融資産700万円程度でも会員として優遇を受けられる。同行に口座を持つ4人に1人が対象になるとみられる。
 普通預金の金利は、新生銀行が残高1000万円以上の預金者に対して年0・25%の金利を適用しており、住友信託はこれに並ぶ水準となる。


 この銀行 もともと他の都銀と比べると定期預金の金利を優遇していたのですが、勤務先や自宅の近くに住友信託銀行がある地域に住んでいる人には朗報ですね。ネット銀行ならば、同程度の金利をつけている銀行もあるかもしれませんが、1000万円以上の資産を長期的に保有できるとならば、定年前後の高齢者の方が多いでしょうし、そういった方の中にはネット銀行には抵抗のある人も少なくないかと思います。
 ただ、富裕層の取り込みはどの都銀でも最優先課題でしょうし、富裕層ともなると相続対策など、単純に金利だけで顧客がメインバンクを選ぶわけでもありませんし、あくまでも取引のきっかけ程度の材料でしかないでしょう。来店した時にどれだけのコンサルティングスキルを見せることができるかどうかが、顧客を取り込めるかどうかを決めるのではないかと、個人的には考えています。

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