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黒人男性に銃弾50発浴びせ殺害、NYの3警官に無罪評決

2008-04-26 18:05:45 | Weblog
黒人男性に銃弾50発浴びせ殺害、NYの3警官に無罪評決2008年4月26日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080426-OYT1T00374.htm
日経夕刊http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080426AT1G2600I26042008.html
朝日夕刊 http://www.asahi.com/international/update/0426/TKY200804260075.html
 米ニューヨーク・クイーンズで2006年11月、黒人男性(当時23歳)が警察官から50発の銃弾を浴びて殺害された事件で、ニューヨーク州の裁判所は25日、故殺(一時的な激情による殺人)の罪に問われていた警官3人に無罪の評決を下した。
 事件は、同月25日未明に起きたもので、結婚式を間近に控え独身最後の夜を友人2人とクラブで楽しんだ黒人男性らが、麻薬や買春の捜査をしていた警官の制止を聞かずに乗用車を警察車両にぶつけるなどして逃走しようとしたため、警官が一斉に発砲した。
 この日の評決で、裁判官は、「検察側証人の証言には重大な矛盾点があり、被告の行動の不当性を証明できない」などとした。
 警察側は当時、この男性らが銃を所持していると判断したため発砲したと説明していたが、男性らが銃を所持していなかったことが判明し、黒人を中心とした地元住民らは「行き過ぎだ」と強く反発していた。
 米国では1992年、白人警官による黒人男性への暴行をきっかけに人種暴動が起きた。今回の評決について、住民指導者らは連邦司法当局に捜査を要請したほか、抗議行動に出る構えを示している。



 この事件。確かに乗っている車を警察車両にぶつけて逃亡するなど、被害者の側にも落ち度はあると思いますが、無差別殺人犯を捕まえるわけでもあるまいし、果たしてそこまでする必要があったのかと聞かれれば、平和な日本に住んでいる私の感覚で言えばとても信じられませんし、50発も撃ち込むなんて、まるで処刑としか思えないと、戦慄さえ感じてしまいました。
 ちなみに、この事件。加害者とされる警官は白人1人と黒人2人ですが、特にこの白人警官が武器も持たない被害者相手に1人で31発も撃ちこんだことで、ますます黒人層の警察不信を増幅しているようで、たとえ対応に正当性があったとしても、特にこの白人警官に対する判断については、過剰攻撃ではないか、今後も人種差別の観点から問題視されそうな気がします。


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