ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

(19日の選挙)長野県佐久市長は柳田氏が前市長推薦の木曽氏を破り初当選 中川村長は曽我氏が再選

2009-04-24 16:04:14 | Weblog
(長野)佐久市長に前県議の柳田清二氏が初当選 2009年4月20日 信濃毎日
http://www.shinmai.co.jp/news/20090420/KT090417ATI090027000022.htm
 任期満了に伴う佐久市長選は19日投開票し、前県議の柳田清二氏(39)=野沢=が、前県佐久地方事務所長の木曽茂氏(60)=鳴瀬=を9300票余の差で破り、初当選を果たした。柳田氏は県内の現職市町村長で最年少。県選管によると戦後の県内市長では、1975年の岡谷市長選で林泰章氏が初当選した時の36歳に次ぐ若さとなる。任期は24日から4年。
 旧市から通算5期20年務めた三浦大助市長の引退を受けた選挙で、有権者は市政の変革を訴えた柳田氏を選んだ。柳田氏は当選後、現市政が推進してきた総合文化会館建設計画について「情報公開を行い、市民の声を聴いていく」と述べ、市民の意向を確認した上で判断する姿勢を示した。
 柳田氏は佐久市議を経て県議3期目の昨年12月、市長選への立候補を表明。県厚生連佐久総合病院(佐久市臼田)の機能を分割移転する「再構築」計画の早期実現などを訴えた。
 市内全域に設けた後援会組織を中心に活動を先行し、告示前から100回近いミニ集会を開催。合併した旧市町村ごとに具体的な地域課題と解決への取り組みを示すなど、きめ細かい運動を展開し、幅広い層に浸透した。
 木曽氏は三浦市長らの出馬要請を受け、現市政の継承を掲げて2月に立候補を表明。総合文化会館建設計画を推進し、交流人口の拡大を図ると訴えた。三浦氏や羽田孜氏後援会の推薦を受けたが、一部が柳田氏支持に流れるなど組織力を発揮できなかった。
 投票率は77・41%で、前回選の79・66%を2・25ポイント下回った。
長野県佐久市 市長選挙結果
当 34842票 柳田清二 無新
  25466票 木曽茂  無新


中川村長選で曽我氏が再選 2新人退ける 2009年4月20日 信濃毎日
http://www.shinmai.co.jp/news/20090420/KT090419ATI090010000022.htm
 任期満了に伴う上伊那郡中川村長選は19日投開票され、現職の曽我逸郎氏(53)=無所属、葛島=が、ともに無所属で、前伊那教育事務所長の宮木由博氏(61)=大草、前村議の斉藤登氏(60)=大草=の2新人を退け、再選を果たした。
 曽我氏は1月に立候補を表明。農産物をはじめ村の魅力を村外に売り出すと訴え、農業と観光の連携による村づくりを掲げた。村の基金積み増しや住民サービスの拡充など1期目の実績を掲げ、幅広い支持を集めた。
 宮木氏は村のブランドづくりや村民所得の向上を主張。現職批判票の取り込みを図ったが、出馬表明が今月6日と遅れ、及ばなかった。斉藤氏は農業施策の充実や行財政改革を訴えたが、支持に広がりを欠いた。
 投票率は85・34%で、前回選(85・98%)を0・64ポイント下回った。
長野県中川村 村長選挙結果
当 2140票 曽我逸郎 無現
  1208票 宮木由博 無新
  248票  斉藤登  無新






 長野県佐久市は、長野県東部の群馬県境にある 平成17年4月に、旧佐久市・望月町・浅科村・臼田町の合併により発足した人口10万人弱の市ですが、市長選は1989年4月から旧市時代も含めて5期20年市長を務めた三浦大助氏が出馬を見送ったため、新人2人による争いとなったのですが、県厚生連佐久総合病院の機能を分割移転する「再構築」計画の早期実現などを訴えたまだ39歳と若い柳田清二氏が34842票を獲得し、『総合文化会館建設計画を推進し、交流人口の拡大を図る』と訴え現市政の継承を掲げた木曽茂氏を9300票以上の大差をつけて破り、新人同士の争いを制しました。
 う~ん。私も同じ新人に任せるのならば、まだ39歳と若い柳田氏についつい期待したくなるのですが、新市長はどのような市政運営を行なってくれるのでしょうか…。
 一方、長野県中川村は、県南部にある人口5000人強の村ですが、村長選は、4年前の村長選で当時の現職を破って初当選した現職の曽我逸郎氏に、前村議の斉藤登氏と宮木由博氏の2新人が挑む形になったのですが、『農産物をはじめ村の魅力を村外に売り出すと訴え、農業と観光の連携による村づくりを掲げると共に、村の基金積み増しや住民サービスの拡充など1期目の実績を掲げた』現職の曽我逸郎氏が2140票を獲得し、『村のブランドづくりや村民所得の向上』を主張して現職批判票の取り込みを図った前伊那教育事務所長の宮木由博氏(1208票)、『農業施策の充実や行財政改革』を訴えた前村議の斉藤登氏(248票)を大差で破り再選を決めました。
 それにしても人口5000人ちょっとの村で、3人の候補による争いですか…(滝汗  まだ現職が1期4年と『(現職としての)地位が固まっていないから当選するチャンス』という捉え方もあったのかもしれませんが、この規模の自治体で三つ巴の争いともなると、その後の住民同士の感情的対立なども心配になってしまうのですが、新村長には、他の候補者の意見でも良いところは取り入れるなど、柔軟な村政運営をお願いしたいものだと思いますね。


コメントを投稿