財務省「改善策教えて!」 個人向け国債発行が最低に 2010年10月7日 産経
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/101006/fnc1010062346026-n1.htm
財務省は6日、個人向け国債の10月の発行予定額が過去最低水準になると発表した。金利が5年物で年0・23%と過去最低レベルになるなど、金利の低下が販売低迷に拍車をかけている。
固定金利5年物が403億円、変動金利10年物が155億円に落ち込み、1回の募集で各1兆円前後を発行したピーク時に比べると激減することになる。7月から発行を始めた固定金利3年物も低迷している。
財務省は6日、ホームページで個人向け国債の改善策の募集を始めた。販売促進のきっかけをつかみたいとしている。
3年満期の個人向け固定金利型国債「固定3」と言えば、今年の6月に新商品として売り出す時に『国債を持てる男子は、女性にモテル!!・・・か!?』などというおバカなタイトルをつけたあげく、速攻でブルームバーグ誌に英語版で全世界に配信されてしまう騒動になってしまった(世界に恥を晒した)あの金融商品ですが、もし本気で個人向け国債を売り込もうと思うならば、金利水準そのものの見直しは難しいとしても、せめて途中換金にかかる手数料だけでも廃止するなり、あるいは都銀や大手地銀の定期預金並みの中途解約金利は保証するくらいの抜本的な制度の改革は必要でしょうね…(呆れ
ちなみに、個人向け国債は発行から1年が経過すれば、購入金額の一部または全部を中途換金できるとはいえ、その場合の換金金額は、「額面金額+経過利子相当額-2回分の各利子(税引前)相当額×0.8」。
たとえ満期まで保有することが大前提でも、5年満期で表面利率0.23%欲しさにこんな商品を喜んで購入するようなおめでたい方がいれば、是非お会いしてそのお顔を拝見したいものです(勿論、皮肉で言っているんですよ…^^)し、私なら迷うことなく、(急激な金利上昇や組み入れ債券のデフォルトといった突発事態の時には元本割れの可能性は否定できないものの)30日経てばいつでも換金できる安全運用が前提のMMFや中国ファンドあるいは普通預金感覚で預けれれるMRFか、逆に5年以上の長期運用ができるならば、長期公社債投信(知名度はあまり高くありませんが、いつ解約しても元本1万円につき0円から25円(プラス消費税)の解約手数料が差し引かかれ、支払は解約の申込日から起算して4営業日目になり、急激な金利上昇があった場合などには元本割れになる可能性もありうるリスクもあるものの、中長期の安定運用を考えるなら是非検討したい商品です)あるいは安全性の高い円建て普通社債への投資を検討しますが、改善策の募集を始めるより『少しは自分で考えろ!』って一喝したくなりますね…。
*参考までに、2010年10月6日時点の野村MMFは0.097%、野村MRFは0.066%。 大和MRFは0.088%、大和MMFは0.108%、大和中国ファンドは0.096%の実績利回り(年間換算)をつけています。
0.23%と0.1%前後の金利差狙いで無謀?な資金固定することに一体何の意味があるのだろうと思いますし、中途解約リスクを考慮すれば、国債に限らず、(保険屋の貯蓄性商品や個人年金など)今の金利が低い時期に長期の固定金利商品を購入することはお勧めできません!!!
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/101006/fnc1010062346026-n1.htm
財務省は6日、個人向け国債の10月の発行予定額が過去最低水準になると発表した。金利が5年物で年0・23%と過去最低レベルになるなど、金利の低下が販売低迷に拍車をかけている。
固定金利5年物が403億円、変動金利10年物が155億円に落ち込み、1回の募集で各1兆円前後を発行したピーク時に比べると激減することになる。7月から発行を始めた固定金利3年物も低迷している。
財務省は6日、ホームページで個人向け国債の改善策の募集を始めた。販売促進のきっかけをつかみたいとしている。
3年満期の個人向け固定金利型国債「固定3」と言えば、今年の6月に新商品として売り出す時に『国債を持てる男子は、女性にモテル!!・・・か!?』などというおバカなタイトルをつけたあげく、速攻でブルームバーグ誌に英語版で全世界に配信されてしまう騒動になってしまった(世界に恥を晒した)あの金融商品ですが、もし本気で個人向け国債を売り込もうと思うならば、金利水準そのものの見直しは難しいとしても、せめて途中換金にかかる手数料だけでも廃止するなり、あるいは都銀や大手地銀の定期預金並みの中途解約金利は保証するくらいの抜本的な制度の改革は必要でしょうね…(呆れ
ちなみに、個人向け国債は発行から1年が経過すれば、購入金額の一部または全部を中途換金できるとはいえ、その場合の換金金額は、「額面金額+経過利子相当額-2回分の各利子(税引前)相当額×0.8」。
たとえ満期まで保有することが大前提でも、5年満期で表面利率0.23%欲しさにこんな商品を喜んで購入するようなおめでたい方がいれば、是非お会いしてそのお顔を拝見したいものです(勿論、皮肉で言っているんですよ…^^)し、私なら迷うことなく、(急激な金利上昇や組み入れ債券のデフォルトといった突発事態の時には元本割れの可能性は否定できないものの)30日経てばいつでも換金できる安全運用が前提のMMFや中国ファンドあるいは普通預金感覚で預けれれるMRFか、逆に5年以上の長期運用ができるならば、長期公社債投信(知名度はあまり高くありませんが、いつ解約しても元本1万円につき0円から25円(プラス消費税)の解約手数料が差し引かかれ、支払は解約の申込日から起算して4営業日目になり、急激な金利上昇があった場合などには元本割れになる可能性もありうるリスクもあるものの、中長期の安定運用を考えるなら是非検討したい商品です)あるいは安全性の高い円建て普通社債への投資を検討しますが、改善策の募集を始めるより『少しは自分で考えろ!』って一喝したくなりますね…。
*参考までに、2010年10月6日時点の野村MMFは0.097%、野村MRFは0.066%。 大和MRFは0.088%、大和MMFは0.108%、大和中国ファンドは0.096%の実績利回り(年間換算)をつけています。
0.23%と0.1%前後の金利差狙いで無謀?な資金固定することに一体何の意味があるのだろうと思いますし、中途解約リスクを考慮すれば、国債に限らず、(保険屋の貯蓄性商品や個人年金など)今の金利が低い時期に長期の固定金利商品を購入することはお勧めできません!!!
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