元オリックス・前川被告に懲役２年求刑 大阪地裁公判

元オリックス・前川被告に懲役２年求刑　大阪地裁公判　2007年4月23日　産経夕刊
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070423/jkn070423001.htm
　大阪・ミナミで今年１月、無免許運転でひき逃げをしたなどとして、業務上過失傷害と道交法違反の罪に問われたプロ野球オリックス・バファローズの元投手、前川克彦被告（２８）＝契約解除＝に対する論告求刑公判が２３日、大阪地裁（丸田顕裁判官）で開かれた。検察側は「選手生命を絶たれる、と自己保身のために逃走した身勝手な犯行」として懲役２年を求刑。弁護側は執行猶予を求めて結審した。判決は５月７日に言い渡される。
　前川被告は最終陳述で「被害者の方に心からおわびしたい。もう１度野球をできるなら、反省をいかして立派な社会人になりたい」と述べた。
　起訴状によると、前川被告は１月６日午後、大阪市中央区心斎橋で、車を無免許で運転。赤信号だったにもかかわらず交差点に進入して自転車の女性をはね、そのまま逃走した。女性は全治３カ月のねんざを負った。


　近鉄やオリックスなどに所属していた前川克彦被告に懲役2年の求刑がなされたようです。前川被告は2002年にスピード違反で免許を取り消されたにも関わらず、そのまま車に乗り続け、あげくひき逃げという悪質な行為を行ったのですが、球団も免許の有無をチェックしてこなかったことから支配下選手の管理の問題を指摘されたりして、世間でもどんな判決になるのか注目されているのですが、正直もっと重い求刑がなされると考えていただけに、意外に感じています。
　別に有名人だからどうこうというのではなく、ひき逃げという行為そのものを軽視していると捉えられかねませんし、もし本人が深く反省しているとの理由だとしても、求刑の段階で軽くするのではなく、その判断を裁判官に任せればよいだけのことですし、このような前歴を作ってしまっては、いつまでたってもひき逃げという悪質行為がなくならないと思うのですが…。