ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

留守番の2歳児焼死、スノボに出かけた母親を書類送検

2007-02-19 19:10:07 | Weblog
留守番の2歳児焼死、スノボに出かけた母親を書類送検 2007年2月19日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070219i102.htm
 埼玉県和光市で昨年12月、アパートの一室が全焼し、1人で留守番をしていた男児(当時2歳)が死亡した火事で、朝霞署は19日、男児の母親(24)を保護責任者遺棄の疑いでさいたま地検に書類送検した。
 調べによると、母親は昨年12月30日午前5時から午後10時10分ごろまでの間、自宅アパートに長男の男児を残したまま外出した疑い。
 母親は、友人と群馬県内のスキー場にスノーボードに出かけていた。調べに対し、「食事を用意していたので大丈夫だと思った。申し訳ないことをした」と話しているという。
 朝霞署は、男児がコタツを転倒させ、コタツ布団に火がついた可能性があるとみている。


 こちらもいたたまれない事件ですね…。まだ24歳の若さで母子2人だけの生活では、時には息抜きがしたかったというのも理解できなくはありませんが、だったら実の親に頼むなり、近所の民間の託児施設を利用するなり、スキー場の託児施設を利用するなり、他にいくらでもとるべき方法はあったでしょう。(もし利用料金をケチってそういったサービスを利用しなかったというのならば、この母親の犯した行為は一生かかっても許されないでしょう)
 2歳児ともなれば、ちょっとしたことで不安になり親の後を追いかけるくらいの年頃でしょうし、部屋に長時間1人きりにすることがどれ程危険かわかりそうですが、おにぎりやパンなど食べるものさえ置いておけば、この方は18時間も子供が大人しく待っていることができるとでも思ったのでしょうか…。

 私は何でもかんでも『母親が子供の側にいるべき論』にはどちらかと言えば反対(むしろ父親を含めた様々な人間が子育てに参加すべきだと考えます)ですが、だからといって育児放棄して良いかと言えばそれは全く違うと思いますし、例え今回のように火事を起さなくてもこのくらいの年齢ならば、急に体調を崩し病院に駆け込まなければならないこともあるでしょう。
 書類送検されるということは送致を受けた検察官が起訴するかどうかを決めるのだとは思いますが、仮に訴えられても執行猶予がついた場合、この方は本当に心の底から反省することができるのでしょうか。刑の重さはともかく、この方をどう更正させていくかを考えていくことは非常に重要な課題になっていくかと思います。


コメントを投稿