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不二家、細菌検査の手順省略

2007-01-31 13:43:05 | Weblog
不二家、細菌検査の手順省略 2007年1月31日 
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070130AT1G3004630012007.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070130it15.htm
 不二家が消費期限切れ原料を使い、洋菓子を製造・出荷していた問題で、製造工程で必要な工場での細菌検査の手順を大幅に簡略化していたことが30日、分かった。桜井康文社長が記者会見して明らかにした。これまでに大腸菌群検査の手抜きが明らかになっているが、同様のずさんな実態が再び浮上した。
 2006年11月までの1年間に一般菓子類や飲料を含む商品に「異物が混入していた」との苦情は約1700件寄せられたことも分かった。
 同社が洋菓子5工場の工場長に聞き取り調査したところ、埼玉工場(埼玉県新座市)では本来3段階で調べることにしていた一般生菌の検査を2段階に省略。専用のクリーンルームがなく、無菌状態ではない状態で作業を繰り返していたという。
 大腸菌群や黄色ブドウ球菌が検出された場合、毒性を調べる手続きになっているが、5工場の多くで怠っていたという。
 札幌工場(札幌市)ではパート従業員が検査を担当。検査を別のパートに引き継ぐなど「信頼性が確証できない検査だった」としている。


 不二家は5箇所全ての洋菓子工場で、検査のやり方を勝手に省略するなど、随分ずさんな生産管理体制をとっていたようです。それに髪の毛が混入していた(読売記事)ということは、食品工場でならば当たり前の 髪全体を覆う専用キャップさえ装着していなかったということでしょうか???
 数十年前ならまだしも、今の食品工場で髪の毛が入るということは、ちょっと信じられないような前近代的な管理体制ですし、支援する会社(山崎製パン?)は、たとえ従業員の反発を買うことになっても、徹底的に生産管理体制の見直しを行って欲しいと思います。


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