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(1日の選挙)秋山氏が初当選 柏市長選

2009-11-07 09:21:22 | Weblog
(1日の選挙)秋山氏が初当選 柏市長選 2009年11月02日 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1257125817
 任期満了に伴う柏市長選は1日に投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で経営コンサルタントの秋山浩保氏(41)が他の2新人を下して初当選し、「たくさんの問題のある柏。私の経験を生かして、皆さんと一緒に分かりやすい市政にする」などと喜びを語った。秋山氏は推薦を受けた民主党の全面支援で課題の知名度不足をカバー。先の衆院選で政権交代した勢いを選挙戦に持ち込もうと、同党国会議員を連日応援弁士に招いていた。投票率は34・14%で、前回の30・18%を上回った。当日有権者数は31万6876人
だった。
 市長選では、秋山氏が、前市議で前議長の海老原久恵氏(42)と激戦を展開。前市議で元議長の坂巻重男氏(60)は地道に支持拡大を図っていた。
◆柏市市長選挙
当 57258 秋山浩保 41 男 無新 会社役員
  36255 海老原ひさえ 42 女 無新 前柏市議会議員
  13219 坂巻重男 60 男 無新 建築関連会社代表取締役  元柏市議



 柏市は、千葉県北部にある人口40万人弱の中核市で、市長選は現職の本多晃氏が出馬を見送ったため、会社役員で民主・市民ネットワークかしわが推薦し、社民が支持する41歳と若手の秋山浩保氏、前柏市議会議員で本多晃市長も支持に回った42歳と同じく若手の海老原ひさえ氏、建築関連会社代表取締役の坂巻重男氏の3新人による争いとなったのですが、
 「市政のあり方を大転換して財政改革を進めないと、将来にツケを残す。行政の無駄を省けば、暮らしに大きな影響を与えることなく、財政改革はできる」と述べると共に、「市役所をまるごと改革していくのが、これからの市長。柏の改革に民間での経験を生かしていきたい」と訴えた会社役員の秋山浩保氏が57258票を獲得し、
 「市政は継続性が求められ、党派を超えて市民の様々な意見をまとめる行政運営が必要」と現政権の継承を強調すると共に、『がん総合対策の推進、子育てに関する総合条例の制定』と『市債残高の計画的な削減』に取り組むことを強調して36255票を獲得した海老原ひさえ氏、
 「現市長は、(公共事業を)市外の業者に発注し、市内の業者には回ってこなかった。市内で得た利益が市税になっていくことが大切だ」と訴え、『市場の移転計画の凍結や新図書館の建設見直しなどを挙げて、「市民の目線で、無駄を省く」』と訴え13219票を獲得した坂巻重男氏 を破り初当選しました。

 私の個人的な印象では、坂巻氏は元市議とはいえ60歳で他の2人は40代前半でこの2人のどちらかな…と思っていたのですが、市民は民主推薦・社民支持の秋山浩保氏を選択。
 新市長となる秋山氏はどのような市制運営を行ってくれるのでしょうか…。

 柏市には、90年代以降周辺市町と合併して政令指定都市移行を目指す動きもあり、01年には流山市・我孫子市・沼南町と合併することを模索していたものの、流山市および我孫子市が相次いで離脱したため、05年3月に沼南町と合併。
 その後現在も、柏市と野田市・我孫子市・流山市・松戸市・鎌ケ谷市のいわゆる「東葛6市」での合併による政令指定都市構想があり、千葉県庁も「合併による政令指定都市移行でステップアップを目指すべき地域」と事実上の容認姿勢を示しているため、この協議も今後市議会で検討されることになりそうですが、新市長がどのような意思表明を行うかにも注目が集まりそうな気がします。


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